2006/10/28 PM11:22
『リトル・ミス・サンシャイン』記者会見&ティーチイン
映画祭8日目。東京 サクラ グランプリ発表前日の10月28日(土)。この日、渋谷Bunkamuraオーチャードホールはコンペティション作品『リトル・ミス・サンシャイン』を観ようと集まった観客で1階はもちろん、2階も3階もびっしり! 司会の襟川クロさんも「コンペティション作品でオーチャードホールがこんなに満席になることは初めて!」と驚くくらいの熱気に包まれていました。そして、上映後に行われた記者会見とティーチインのゲストとして、ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス夫婦監督が登場!
『リトル・ミス・サンシャイン』は、旅をきっかけに家族の絆が深まっていく姿を描いたファミリー・ロード・ムービー。ブラックな笑いのなかにも家族の大切さ、優しさが詰まっている作品ですが、この映画を作るきっかけを「アメリカはとても広いので車での移動は時にとても長い旅になるんです。例えば家族でグランドキャニオンに行ったとして、その行き先よりも行く過程に起きたことを人はよく覚えているものだと思うの」とヴァレリー・ファリス。確かに、映画の中でもコンテストへ向かう途中でさまざまなパプニングが起こり、それによってバラバラだった家族に絆が生まれていきます。また、キャラクターの誰に一番共感できるのかという質問に「お父さんのリチャードかな。諦めないところが似ている」とジョナサン・デイトン。一方、ヴァレリー・ファリスは「脚本を読んだときに寡黙な息子のドウェーンに似ていると思ったわ(笑)」そして、家族の絆を映像に収めるために、撮影の始まる1週間にリハーサルを行い、さらにリハ最終日にはキャストたちに300ドルを渡して、役になりきったまま実際に車で旅に出てもらったとか! そんな撮影秘話も話してくれました。
ほか、オリーヴ役のアビゲイル・ブレスリンはオーディションでNYで見つけたこと、この映画には人生=コンテスト、人生=ダンス(楽しみ)という2つの価値観を描いていることなどを語ってくれた監督。約50分に渡る記者会見とティーチインに観客は大満足の様子でした。“人生は勝ち負けだけではない”というテーマを掲げている『リトル・ミス・サンシャイン』ではありますが、やっぱり明日、映画祭最終日に決まるサクラ グランプリにこの作品がどう入り込んでいくのかは楽しみ! でも、この日、『リトル・ミス・サンシャイン』を観た人の心に大きな感動を刻んだこと、それが一番大切なことなんですよね。
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また来年お会いしましょう!