第19回東京国際映画祭ブログ

2006/10/25 PM 7:02

『松ヶ根乱射事件』記者会見

『松ヶ根乱射事件』記者会見

『リアリズムの宿』(2003)、『リンダ リンダ リンダ』(2005)など、これまで一貫して青春をテーマにしてきた山下敦弘監督が、「今までと違ったことをさせてもらった映画」だと語る『松ヶ根乱射事件』は、90年代初頭の田舎町に住む双子の兄弟の葛藤を中心に人間の危うさを描いたこのダークコメディ。コンペティション部門で参加しているこの作品の記者会見が10月25日(水)に渋谷Bunkamuraで行われました。

会見の登壇者は、本作『松ヶ根乱射事件』と特別招待作品のオムニバス映画『ユメ十夜』の2作品で映画祭に参加している山下敦弘監督、昨年の『ゲルマニウムの夜』に続きコンペティション部門2年連続参加となる新井浩文、そして三浦友和、木村祐一の4名。

「監督の創り出す“変わった脚本”をキャストが吸収していく撮影で、はちゃめちゃな現場でした(笑)」という三浦友和は、山下監督の得意とする“ダメ男”をいきいきと演じ、また近年映画出演オファーの多い木村祐一は「後頭部に傷を付けたいと言われて髪を剃ったんですけど、ちょうどその頃に入籍会見をしてまして…だれも頭につけた傷について触れてくれなかったんです。おかげで、『ああ、こういう人なんだ』って思われました(苦笑)。この場で釈明できたことが何よりの喜びです」と会場を笑わせてくれました。そんな個性あるキャストに囲まれた監督は「素晴らしいキャストと一緒に仕事ができたことが何より嬉しい。『こういう映画です』とは言いにくい作品ではありますが、どのキャラクターにも意味があって僕にとってはオールスター映画。しこりが残る映画であってほしいです」とコメント。またタイトルの“乱射事件”についての質問には「春子という女の子が妊娠するんですが、それが誰の子供か分からなくて乱れ打ちっていう、そんな解釈がスタッフの中で流れてました(苦笑)」と、裏話も披露。

若き天才監督と言われる山下敦弘の新境地となった『松ヶ根乱射事件』。東京 サクラ グランプリにどう入り込むのか楽しみです!

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