“ミラノ、愛に生きる”
例えば、抑圧された環境に生きていて、自ら思い立ち そこを飛び出したとき。
なんだ。私を縛りつけていたのはこんなものだったのか、と気づく。
でもそれは、一歩外に出なければ決して分からないこと。
中にいる間は、何かとてつもなく頑丈で重たい檻が自分を囲っている、そんな風に感じてしまう。
いざ檻を抜け出して、自由に生きてみようとするとき。
自由とはこんなものだったのか、と気づく。
檻がなくなった場所では、私を抑圧するものは私以外にいなくなる。
自由でいるための責任が、常に自分に降りかかる。
それでも、何かに縛られたり、誰かのせいにして生きたくはない。
だからできるだけ、自由でいたいと思う。
社会の中で、 自身の中で、作られる決まり事を何度も何度も壊して、
いつか恐れずに羽を広げられるようになりたい。
上流社会に生きる一族の妻であり、3人の母親として不自由のない暮らしをしてきたエンマ。
ある恋をきっかけに、彼女が自らの心に耳を傾け、心身共に抑圧から解放されていく物語。
ティルダ・スウィントンが演じるエンマは、まるで生まれたての子供のよう。
傷つけたらすぐ壊れてしまいそうな危うさと同時に、強い生命力の感じられる表情が印象的でした。
人生において、何かに《目覚める》瞬間が何度かあるけれど、そんなとき人はとてもキラキラしているんだろうと思います。
12月23日公開です★
2011年12月23日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開
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