シネマカフェ映画業界人ブログ

『チョコラ!』の週末

2009年05月11日 by 矢田部吉彦 (プロフィール)   RSS配信

さて、いよいよ『チョコラ!』初日! 天気が…、良すぎる! いや、もちろん、雨より断然マシですけどね。祈りながら10キロ走って、シャワー浴びて、渋谷はユーロスペースへ。

1回目の上映後と、2回目の上映前に、小林茂監督、吉田泰三キャメラマン、そして作品に登場するモヨ・チルドレン・センターの松下照美さんの3名による舞台挨拶があり、プロデューサーとして関わった僕が司会を務めました。

初回も2回目もお客様がちゃんと入ってくれて、とても嬉しい…。というか、ホっとしたというが正直なところかな。来て下さった方々、本当にどうもありがとうございました!

小林監督は、もうサービス精神の固まりのような方で、舞台挨拶で作品のパンフレットと、劇場公開に合わせて出版された岩波ブックレット「チョコラ! アフリカの路上で生きる子どもたち」の宣伝を行ったり、ロビーで即席サイン会を開いたり、もう大騒ぎ。

それもそのはず、腎臓をわずらいつつも2006年にアフリカロケを敢行し、5か月の滞在のうちに120時間の映像を撮り、帰国した後は人工透析を受けながら、秦岳志さんと血のにじむような思いをしつつ1年半の時間をかけて編集を練りに練り上げ、そしてついに劇場公開初日にこぎつけたのですから、小林監督の胸中は察するに余りあります。お体は心配ですが、もうこの際、騒ぐだけ騒いで頂きたい!

最終回の上映後には、松下照美さんによるトークショー。小林監督との出会い、映画が作られたいきさつ、完成した映画を観たときの驚き、ケニアで子供たちと接する日々、そしてセンターの改築資金集めキャンペーンに対する思い、などを語って頂きました。松下さんの語りは誠実で深く、映画と合わせてトークを聞くとかなり身に入ってきます。これからもトークがありますので、まだの方はぜひ(とまた宣伝)!

その後、ユーロスペースの方々、配給の東風のみなさん、秦さんなどなどと初日打ち上げ飲みへ。たくさん飲みたかったのですが、数杯で自重…。なぜなら、明日は5時起き! というわけで、1時に帰宅し、目覚まし時計を3つセットして、バタバタと就寝。

明けて日曜。

4時間弱寝られたのかな。こういうときは本当に不思議なもので、4時50分、目覚ましが鳴る前にきっちりと目が覚めました。少しだけ酒が残っているような、残っていないような…。

熱いシャワー浴びて目を覚まして、六本木へ。親指ピアノ奏者のサカキマンゴーさんと合流して、J-WAVEへ。王理恵さんがナビゲーターをつとめるLOHAS SUNDAYに出演させてもらったのですが、放送が7時過ぎということでマンゴーさんも「こんな時間に演奏するのは初めてだ!」と言いつつ、六本木ヒルズ33階からの朝の壮大な眺めを楽しんでいるようでした。

この番組では僕も過去数回、TIFFの作品を紹介する機会を頂いていたのですが、『チョコラ!』に対する関わりはまた特別なものがあるだけに、粗相があってはならないと(TIFFの作品でももちろん同様ですが!)慎重を期しての紹介となりました。

で、僕の慎重な話の後で、マンゴーさんが自由にしゃべりと演奏をしてくれたので、面白いバランスの取れた10分間になったのではないかな? まだ同録を聞いていないのでなんとも言えないのですけど(自分の声を聞くのは怖い)、なかなか上手く行った感触。これが一人でも多く劇場動員に繋がってくれるといいなあ…。

王理恵さんのブログに写真がアップされていました

さて、ひと仕事終えても、まだ7時半。

マンゴーさんとサンドイッチを食べてから別れ、僕はそのまま映画祭事務局へ。カンヌ出張準備など、もろもろの作業をしつつ、どうにもこうにも眠くなってしまって、席でうつらうつらしたり。

そしてまたユーロスペースに戻り、18時40分の上映回の終了後にはサカキマンゴーさんのスペシャル・ミニライブ。親指ピアノの素晴らしさを堪能させつつ、客席をスタンディング状態にさせて、ステップ踏ませて合唱させる力技、しかもアンコールまでやって、おそらくユーロスペース史上に残るイベントになったのではないかな? いやあ、楽しかったです。

続いて、打ち上げ。空きっ腹、しかも5時起きの妙な時差ボケ状態の中でビールを数杯流し込み、もうダメだと観念して帰宅…。

というわけで、『チョコラ!』、ついに世の荒波に向けて出航しました。引続き、応援どうぞよろしくお願いします!

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