僕が製作に関わったドキュメンタリー映画が、5月の連休明けに渋谷のユーロスペースで公開されます。
タイトルは、『チョコラ!』。
監督は小林茂さん。
小林さんは、『阿賀に生きる』(1992年/佐藤真監督)や『阿賀の記憶』(2004年/同)のカメラマンであり、『わたしの季節』(2004年)などの監督でもあります。
かねてよりアフリカと縁があった小林さんが、ケニアのストリートチルドレンにカメラを向け、様々な事情で家を出て路上で暮らす子供たちに暖かい視線を注いだ結果が『チョコラ!』という1本の作品に結実しました。
チョコラというのはスワヒリ語で「拾う」を意味していて、現地では路上で暮らす不良少年(モノを「拾って」生きる)を指す蔑称だそうです。数名の少年たちに焦点をあてて、彼らが途方に暮れながらも力強く生きるさまを捉えていくのですが、ベタつき過ぎず、クールにもなり過ぎず、しかし人間に対する圧倒的な愛情が隠しようもなくあふれる小林さんのスタンスが素晴らしい。この作品の製作の片隅に加えてもらえたのが本当に光栄に思えます。
僕がこの作品に関わるようになったきっかけは、佐藤真監督からの誘いでした。僕は上述の『阿賀の記憶』という作品にプロデューサーとしてクレジットされているのですが、その縁で、佐藤さんも編集で関わることになった小林茂監督の『チョコラ!』を手伝わないか、と声をかけられたのでした。2006年の夏の終わりくらいだったかな。
佐藤監督についてはきちんと文章を書かなければと常に思っているのですが、なかなか出来ないです。
いつか必ず、とは思うのですが。
この上なく無念なことに、佐藤さんは『チョコラ!』の完成を待たずに他界されてしまいましたが、そのスピリットが注入されたような素晴らしい作品を小林さんは作り上げたのでした。
公開に向けては、配給宣伝をバイオタイドさんが引き受けて下さり、心強い限り。
で、今日はその『チョコラ!』の宣伝会議でした。
スタート13時で終了が18時。
映画祭がらみの会議だと、僕は2時間を超えた時点で頭の機能が完全にショートしてしまうのですが、作品の宣伝会議という久しぶりの場だからなのか、集中力が持続してあっという間の5時間でありました。
というわけで、このブログでも随時『チョコラ!』ネタを書いていくと思いますが、どうぞよろしくお付き合い下さいね。
夜は、新橋の内幸町ホールで桃月庵白酒さんのひとり会。大満足。