昨日、プラーブダー氏とのランデブーの後、僕は体調を崩してしまい、夕食以外は部屋にこもって休んでいた。
吉田氏は、ヤワラート駅舎やチャイナタウン、カオサン通り、ムエタイなどを精力的に廻ったらしい。
本当に彼はタフだよなぁ。僕、中島、ケンジさん、この4人の中でも一番元気なのは吉田修一!
さて本日は僕と中島、バンコク滞在最終日。
最後のロケハンは、ジム・トンプソンの家に。僕はここに来るのは2度目だけど、何度来ても新鮮な発見がある。
1967年3月26日、マレーシアのキャメロンハイランド近くのジャングルで突然失踪したジム・トンプソンは、その真相を巡って様々な憶測を喚んでいる。建築家、諜報員、高級ホテルの経営者、そして世界的なタイシルクブランドの創設者として、華麗な経歴と冨を誇る彼の謎の死は、小説や映画の題材として魅力的だ。特に山岸副社長は彼のストーリーに魅了され、かつて松本清張が著した『熱い絹』は今でも彼女の愛読書である。
さて“ジム・トンプソンの家”だが、いまは彼の生前の生活を忍ばせる風情を保ちながら、彼が収集したタイ、カンボジア、ビルマなどの古美術や調度品を展示する美術館になっている。タイの高床式の家屋に西洋式のアイディアを巧く取り入れたインテリアは、現代人の生活にも応用が効きそうだ。
観覧の後、併設されているカフェレストランで、僕たちは山岸副社長お気に入りの“スイカジュース”で涼を取った。
レストランから家の外観を眺めていた僕は、ふと昨年の夏に行ったレストランLAN NA THAIを思い出し、急遽赴くことに。
このレストランは、ジム・トンプソンの家と同様、タイの高床式家屋を移築してきたもので、僕たちが予約を入れたタイ料理“LAN NA THAI”のほかにも、インド料理“HAZARA”、バー“FACE BAR”、カフェ“VISAGE”、そしてスパが併設されている。
特にLAN NA THAI”は、ちょっとジム・トンプソンのダイニングで食事をしているような感覚を味わえる。料理もおいしいし、ワインリストも充実している。値段もそんなにバカ高ではない。
何故か当初の予定を2泊延長して、結局僕たちより一日長く滞在することになった吉田氏。
彼もバンコクにはまったのかなぁ?
今回、一番ハードだったのはケンジさんだったかも。
ホテルまでの送迎はもちろん、メニュー選びから通訳まで、ありとあらゆる局面でお世話になった。
本当にお疲れさまでした!
そういえば、ジム・トンプソンの家でガイドの女性が説明していたのだけど、タイというのは“自由”を意味するのだそうだ。僕たちが何故こんなにもタイに惹かれてしまうのか、その理由がこの言葉に集約されているように思った。
僕と中島は今晩10時の便(インチョン経由!)で帰国する。
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