日本のメディアにもよく登場している作家のプラーブダー・ユン氏とバーでランデブー。
彼は、ニューヨーク在住のプロデューサー、マーク・ハモンド氏と新しいプロジェクトについて打ち合わせをしているところだった。
プラーブダーは、映画ファンには『地球で最後のふたり』、『インビジブル・ウェーブ』の脚本家として認知されていると思うのだが、著作もいっぱい翻訳されていて、親日家でもある。その創作活動は、作家、脚本家、編集者、グラフィックデザイナー、アーティストと多岐にわたる。高名なジャーナリストの両親の元で培われた才能は、彼の活動全てから発信されているのであろう。タイの富裕層に属するインテリゲンチャーの1つの典型として、プラーブダーは最も理想的なポジションを確保しているように見えた。
吉田氏の小説との共通点はあまり見出されないかもしれないが、吉田氏とプラーブダーは深い親交を築いているようだった。一方僕は、時折僕が訊ねたいことを吉田氏が通訳してくれたり…芥川賞作家に通訳させる僕って何者? って感じだが、ブラーブダーとコミュニケーションを図ってみたが、なかなか上手くいかなかったのが悔やまれる。
▲左からプラーブダー・ユン氏、吉田修一氏、プロデューサーのマーク・ハモンド氏
プロデューサーのマークはイザベル・ユペール主演の“L'AMOUR CACHE”などを手がけている人で、プラーブダーとはバンコクを舞台にした『クライング・ゲーム』のようなテイストの新作を、脚本家と監督という立場で準備中らしい。プラーブダーの斬新で映像的なイマジネーションの世界が、アメージングバンコクとどう呼応して行くのか、想像しただけでも愉しみな企画である。
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