
午後6時から、京橋の映画美第二試写室で今夏渋谷Q-AXシネマで公開のWP作品『THIS IS BOSSA NOVA』のプレス試写に潜り込む。ちょうどポートランド出張中に字幕初号試写があり、漸く全編日本語字幕付きのプリントで観ることが出来た。
1950年代初頭のリオデジャネイロで、取り敢えず“新しい傾向”(=BOSSA NOVA)と冠されたスタイルの音楽が自然発生的に生まれてから半世紀。大概の“新しい”芸術的運動は、何かを否定するところからスタートするものだが、BOSSA NOVAに限っては、否定的な世界観の中にも必ずポジティブな側面を持っているという事が、このドキュメンタリーを観ていると良く判る。
心地よいボッサのリズムとともに、あっという間に過ぎ去っていく120分の上映時間。アントニオ・カルロス・ジョビンやナラ・レオン、ジョアン・ジルベルトらの懐かしい映像とともに、カルロス・リラとホベルト・メネスカスが誘うボサノヴァの50年史にどっぷりと浸かれる、贅沢なドキュメンタリー映画だ。
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