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デヴィッド・リンチの心の闇を覗く / カルティエ財団現代美術館

2007年05月13日 by 沖田敦 (プロフィール)   RSS配信

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今日は午前中、カルティエ財団現代美術館で開催されている、「デヴィッド・リンチ/空気は燃えている」展“David Lynch, The air is on Fire”を観に行った。さほど広くない展示会場に、ドローイング、ビデオアート、短編、オブジェ、音楽など、多岐にわたる膨大な作品群が所狭しと並んでいる。眺めているだけでも、かなりの労力。

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作品の大半は、人間の肉体はもちろん、この世に存在する全ての物質を解体し、湾曲し、キャンバスに殴りつけ、風化させたような、グロテスクなモチーフに彩られている。場内で流されている音楽は、すなわちノイズを発しているに過ぎず、聴覚と視覚、そしてそれらの作品群が放つ独特の臭気で、リンチの世界を追体験する様な演出になっている。

しかし、世紀の天才監督の心の中は、こんなにも恐怖の世界に満ちているのか。
表現は適切ではないかもしれないが、犯罪者の心の闇を覗いたようで、背筋がぞっとする企画展だった。

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