今日はバンコク最後の日。夜11時の便で成田へ向かうので、それまでは思い残すことなくタイを満喫するぞ!
専務の今回の旅のテーマはスパ三昧。午前11時、Cape Houseから徒歩3分ほどのところにある“SPRIT OF SPA”(Soi Langsuan 2, 63/12 Phloen Chit Rd. TEL66.0.2684.1522)へ。ここはホットストーン・マッサージの草分け的スパなのだそう。外観は街の歯医者みたいな感じだが、一歩店内に入るとスパ特有のレモングラスの香りが漂っていて、こじんまりと落ち着ける雰囲気。しかしここでも例の下着が用意されていた。もはや羞恥心もどこかへ失せ、何の気のてらいも無くごく自然に“それ”を身につけている自分が怖い。だいたい男がこんな短期間に二度も三度もスパなど経験するものだろうか? なかなか貴重な体験をしているってこと、なんだよね?僕って……。話を戻すと、ホットストーン・マッサージとは、ごま油で50℃以上に温められたハワイの火山岩を、身体の幹部に当てて浸透させていくというもの。ということは、元を正せばハワイ伝来の物じゃないのか!と疑問は湧くが、とにかく身体の芯に染み通る気持ち良さである事は間違いない。1時間半があっという間の心地よさである。
午後1時。専務がお気に入りのフードコートが、チットロムのセントラルデパートの最上階にある。ここはタイはもちろん、日本・中華・イタリアン・インドなど、バンコク市内の各国料理店の名店が一同に介している贅沢なフードコートなのである。ただ、僕はそれぞれの出店に行って、なんだかんだと細かく注文をするのが面倒なので、ついつい足が遠のいてしまう。しかし専務の強い希望で今日になって漸く重い腰を上げた。ここで彼女はインド料理のチキンカレーと豆のカレーにナン、締めにチャーハンを注文。どれも本当に美味しかった。フードコートっていうと、碑文谷のダイエーなんかの雑多なのを想像するでしょう? でもここのフードコートはかっこいい内装で、ホールスタッフたちが数百人の客の対応を手際良くさばいていて、テーブルの上も常に清潔に保たれている。決して客が喰い散らかした食器類をいつまでも放置したままにしない。この徹底ぶりにはいつも感心してしまう。
その後、セントラルデパート店内をぶらぶらし、一旦部屋に戻り、夕飯まではのんびりとくつろぐ事にした。午後6時、階下にあるイタリアンレストラン“No.43”で、バンコク最後のディナーを。これが誤った選択だった。先ず生ハムメロンを頼んだのだが、このメロンがやたら巨大で、全く甘みが無い。しかもどういう訳か、タイ風味的隠し味がかなり気になる。次に頼んだフィトチーネ・アラ・ポルチーニも、妙にアジアンテイストで、焼うどんみたいな味。不味くはないけれど、美味しくもない。唯一救いだったのは、タイ産の赤ワイン。まろやかで深みもある予想外の味わいだった。
午後8時、Cape Houseが用意してくれた送迎タクシーに乗り、ドン・ムアン空港へ。車中で思い出した事が2つ。昨日行った、trueというカフェ、これはタイの“true”というインターネット系の会社がフラッグショップとして出店している店だった。もう一つ、夜に行ったヴェトナム料理“XUAN MAI”は、ヴェトナム語で「春の花」という意味で、専務と一緒に写っているオーナーのマダム(左)の娘さんの名前からとったとのことでした。あぁ、あと10時間後には東京か! 旅の終わりはなんとなく物悲しいもの。今まで快晴続きだったのに、ここにきて雨なんかも降ってきたりして……。ハイウェイの両脇を覆う巨大なビルボートが雨の雫に滲んで、ちょっとばかりセンチメンタルな気分に。愛すべきバンコク、しばしの別れじゃ!!
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