世界の表情を受けてか、今年のカンヌのタイトルは貧困を描いた作品が多かったように思える。追いかけていた作品がそういうカテゴリーだったからか分からないが、日本のみの格差ならず世界の格差は確実に広がってきている。
需要と供給、大学時代に教授からミーティングポイントが市場ポイントと習うわけ。その曲線が symmetrical だったらある意味、その市場は幸せなのだ。マドンナがプロデュースしたMALAWIの貧困を描いた作品も、世界第二位の貧困国の現状を伝えている。そこには乾ききった需要曲線のみが存在し、供給曲線が低空飛行する奇妙な構図が存在する。先進国のみの需要喚起が、実は貧困国の経済を過剰供給と圧倒的な価格破壊によって、市場原理を消滅させていくことを私たちは忘れてはいけない。
昨年公開した『約束の旅路』は世界最貧困国のエチオピアを舞台に物語をスタートする。先日そのエチオピアに父が現地視察のため2週間ほど旅をした。撮影された写真をみると、その国の置かれている状況がまざまざと分かる。
私たちは幸せな国に住んでいる。富の再分配ではもう世界は救えない、幸せを再分配するためには何が必要なのか? それが大きな question だと思う。
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