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年末大作ダブルヘッダー、B級トレジャー・ハンターVSいきり立ったプロレスラー

2007年12月11日 by 渥美志保 (プロフィール)   RSS配信

最近、ハリウッドの大作映画は違法コピーの問題なんかがあったりして、試写が直前まで回らず、月刊誌とかやってると1本しか入れられないけど、どっちも見てないからさっぱりわからず、“ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な”とか歌いながら決めちゃったりするなんてのは冗談だけど、まあ、分かんないままとりあえず決めちゃうわけだな。でもってこの年末も回らない試写が『ナショナル・トレジャー』『アイ・アム・レジェンド』『スウィーニー・トッド』『スウィーニー・トッド』は昔に映画化されたベン・キングスレー版もミュージカルも見てるし、ティム・バートンなのでなんとなく想像つくけど、あとの2本はさっぱりわからん。とは言え『ナショナル・トレジャー』はパート2だし、文字資料もあったので、なんとなくそっちを入れちゃいましたが、ホントはどーだったのかということで、スケジューリングもぴったりな本日は年末大作ダブルヘッダーに。

まず1本目『ナショナル・トレジャー』。製作ブラッカイマー、主演ニコラス・ケイジなら、フェラーリが出てくるのはお約束。今回はエド・ハリスもヘレン・ミレンも登場し、異様に豪華キャスト。ジョン・ボイト演じる父ちゃんもボケぶりもいよいよ磨きがかかり、ブラッカイマーは21世紀版の『インディ・ジョーンズ』シリーズにしようとしてるのね、と納得。次々と出てくる謎がするする解けること、『ダ・ヴィンチ・コード』のトム・ハンクスではあんなに頭に来たのに、ニコラス・ケイジだと許せちゃうのはなぜ? やっぱりB級顔だから? でも悪役がどーにも弱いなあ。ワルはもっと極悪で、宝探しの邪魔もガンガンしてほしいし、金も名誉もすべて手に入れて全世界の善玉皆殺しにするくらいのパラノイアでないと。

と思いながら向かった『アイ・アム・レジェンド』。昼ごはん食べてから…とか思って、15分前にW試写室に到着したら激込み。最前列と、最後列の後ろの壁際にあるベンチしか残っておらず、私は字幕制作者用に用意された机つきの席をかろうじてゲット。隣は一人のイスに2人の外国人がぎゅうぎゅうに座っており、ひとりで座ったって狭かろうと思わせるでっかい黒人のお兄ちゃんの視線に「アイム・ソーリー」と引きつった笑顔で答えながら見る。画面にはこちらもでっかい黒人のお兄ちゃん、ウィル・スミスが映画の半分以上ひとりきり。世界中に謎のウィルスが蔓延、数少ない免疫保持者だけが生き残り、彼はそのひとり。全人類の90%が感染して夜行性のゾンビとなって夜な夜な人間を襲って食う…って、これゾンビ映画だったのかーっ。いや、嫌いじゃありませんけど。早いし、獰猛だし、怖いなあ。監督が『コンスタンティン』の人だからか、やや宗教的。なのに、ここをもう少しつっこめ! という所がスルーされる。哲学的な作品になったのになあ…まあそこは、前作が『コンスタンティン』ってことで。ウィル・スミスの作品にお約束の、筋肉を見せるトレーニングシーンもあるし、まあ筋肉好きホラー好きとしては満足です。

いやでもどっちかなー。おっさんなら『ナショナル・トレジャー』で、若い人なら『アイ・アム・レジェンド』かなあ。でも、タイトルがイヤだよね。アイ・アム・レジェンドって。いきり立ったプロレスラーみたいで。

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