シネマカフェ映画業界人ブログ

ダメ男映画2連発で、顔がキム兄ルヤング

2007年06月17日 by 渥美志保 (プロフィール)   RSS配信

今日は試写に行くことに。久々だなあ。1本目は作家ブコウスキーの自伝的小説を映画化した『酔いどれ詩人になる前に』。何年か前の釜山映画祭ですでに見ているけど、ずいぶん前だし、原稿を書くためにもう一度見ることに。ところが試写室に入ったら、急にお腹が、お腹がああああ…っ。小学校の頃から運動会とかマラソン大会とか出るのがタルい行事になると、自由自在に体調を操ることができた私、いえこの映画を見たくないわけじゃないんですけど、あまりにタイミングのよさ、なんていうかもしかして、久しぶりの試写がイヤなのかな〜? とか余裕こいてるのはもうその時が過ぎ去ったからで、現場では弱弱しい笑いを浮かべながらすすすみませんとトイレに入り、映画の冒頭を見逃す。ほとほとダメライターだなあ。

物語はマット・ディロン演じる飲んだくれのダメ男が主人公、そしたら試写室では“ダメ男映画”好きなライターM氏に遭遇。パンクを売りにしながら実はただの小市民的ダメ男だったブコウスキーを知っている彼は、どうも映画の“カッコいいダメぶり”がダメだったらしいが、私はマット・ディロンの憎みきれない甘ったれぶりが意外と好き〜。M氏が某作品の内覧を見にいくというのでそれに乗っかる。試写をサボりがちな私は誰かにズルズルと引きずられることが必要なのだ。

そしてこの体調の悪さを押して、敢えての敢えての3本目。何故だ何に挑戦しようとしてるんだ私と自分に問いかけながら、ヒース・レジャー主演の『キャンディ』。ジャンキーの男と、彼と恋に落ちて自分もジャンキーになり、しまいには精神のバランスを崩してゆく女の子の恋。甘めの『ベティ・ブルー』……ったら言い過ぎか。ヒース・レジャーがこれまたダメ男でステキ。

久々の3本試写で家に帰ったらぐったり。翌朝起きたら、顔がどえらくむくんでキム兄ルヤング状態に。この年になるとどんなに好きでも、1日試写3本も甘ったれのダメ男も身体が拒絶ちゅうことなのね。

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