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June 15, 2006
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昭和40年、福島県。閉山が相次いでる炭鉱の町を救うために“楽園ハワイ”を作り上げる一大プロジェクトが持ち上がる――。映画『フラガール』は常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)オープンのため、目玉となるフラダンスに挑戦する炭鉱娘たちを描いた、実話の物語。6月11日に行われた完成披露試写会には、松雪泰子、蒼井優をはじめとしたスタッフ・キャストが舞台挨拶に登壇し、実際にフラを披露するとともに本作への熱い想いを語った。
フラを教えるために東京からやってきた先生役を演じる松雪泰子。劇中ではフラガールズと一緒に踊るシーンはないため、この舞台挨拶でフラを踊って「ドキドキした」とコメントした。「みんなでひとつのものをつくりあげる過程は感動的です。撮影を通じて、映画の中と同じ体験を味わったので、リアルに映っていると思います」。
バレエのバックグラウンドはあるものの、初めてのフラとタヒチアンダンスを、フラガールズのリーダーとして見事披露している蒼井優。「ダンスは本当に難しくて、しかもソロやセンターで踊る場面もありプレッシャーでしたが、松雪さんをはじめ、フラガールズには色々と教わりました。感動だけではなく、みんなの優しさがつまった映画です。3ヶ月間、一生懸命頑張りました。泣いたり、いろいろありましたが、みんなを信じてよかった。みんなへの感謝の気持ちが大きいです」。
そして今回女優初挑戦を果たした南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代。つい数日前に完成した映画を初めてみて「自分の演技を見て号泣しました。輝いていた」と得意のトークで会場の笑いを誘った。
::今年1月に行われた政策発表記者会見。「全米を泣かせます」と宣言していたしずちゃんだが、映画が完成して、「本当に全米を泣かせてしまうと思います」と出来栄えを自信たっぷりに語った。
本作のメガホンをとるのは、『69 sixty nine』や『スクラップ・ヘブン』を手がけ、今最も注目を集める監督の1人である李相日。「今回ほど自分以外の人に助けられたと思ったことはなかった。企画のおもしろさ、キャスト、スタッフもあるが、何よりも肉体で表現をするダンサーズの力にいちばんに助けられたと思います」。
最後は「誰でも前に進もうと気持ちがあれば、不可能はないというエネルギーを感じさせる映画です。感動のバイブレーションをたくさんの人に伝えてほしい」という松雪さんのメッセージで、舞台挨拶は締めくくられた。猛特訓を積んだ迫真のダンスと、少女たちや彼女たちを支える先生、家族の熱い想いに涙が止まらない『フラガール』。公開を楽しみにしていてほしい。
『フラガール』
監督:李相日
出演:松雪泰子、豊川悦司、蒼井優ほか
配給:シネカノン
劇場情報:夏、全国にて公開
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May 31, 2006
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人間は水がなければ生きられない。もし、その水が死を招くとしたら…? “水霊”と呼ばれ、言い伝えられてきた呪われた水が都市の水道水に浸入する、という恐怖を描いた新感覚ジャパニーズ・ホラー、『水霊』が夏を前にしてやってきた。5月27日(土)の公開初日には主演の井川遥をはじめ、渡部篤郎、星井七瀬、山崎真実、松尾政寿、矢沢心、鈴木美生のキャスト7人と監督の山本清史が舞台挨拶に登壇。満員の観客に本作への想いを語った。
本作でホラー初主演を務めながらも、実は「ホラー作品は大の苦手」という井川遥。「深夜の撮影が怖かった」と明かすが、「ただ驚くだけではなく、いろいろな怖がり方や、驚きのバリエーションが出来と思う」と撮影を振り返った。
::(左)渡部篤郎、(右)井川遥
逆に、意外にも「ホラーは好き」という、“なっちゃん”こと星井七瀬。「怖いこと、やりたいことは全部やったつもり」と嬉しいそうにコメント。また同様にホラー好きという山崎真実も「自分がまさか出ることはないと思っていたので嬉しいです」「いろいろなホラーを見たけど、『水霊』はいままで見た中でも最初から最後までドキドキする作品。目をつぶらないでみてほしい」とホラーファンとしての一面を見せた。
 ::(左)星井七瀬、(右)山崎真実
本作のメガホンをとるのは、27歳にして監督・脚本をつとめる山本清史。「物語にいろいろな謎かけ、仕掛けを入れて僕が見たいと思う映画を作りました。ただ怖いだけではなく、観た後にカフェやレストランに行って、この水本当に安全かな?と思っていただければ嬉しいです」。
::映画の重要な鍵を握る、サイドキャスト6人に焦点を当てたサイドストーリー、『水霊縁起録』がYahoo!ムービーにて配信中! 本編と併せて観てみては。
キャスト全員が今までにない、新しいホラー、と口をそろえる『水霊』。そのリアルな恐怖は劇場で体感して欲しい。
::矢沢心
『水霊』
監督:山本清史
出演:井川遥、渡部篤郎、星井七瀬、山崎真実ほか
配給:トルネード・フィルム
劇場情報:池袋シネマサンシャイン、渋谷シネ・アミューズほかにて公開中
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March 10, 2006
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フィンランド・ヘルシンキの街角で、日本人女性サチエが経営する「かもめ食堂」。そこは決して“カフェ”ではなく、あくまでも日本的な“食堂”。メニューももちろん和食定番のしょうが焼きや豚カツ、そして梅・鮭・おかかのおにぎりだ。最初は客1人来ないこのカフェにも、やがてこの心こもったメニューが多くの人をひきよせる。美味しいものは幸せ、それはどこの文化でも同じなのだ…。
『かもめ食堂』はそんな暖かい食堂と、そこに集う人たちを描いたちょっと不思議で、心がほっとする優しい映画だ。監督は『バーバー吉野』で一躍名を広めた荻上直子。そして小林聡美、片桐はいり、もたいまさこという個性的な女優陣も魅力的だ。公開を控え行われた舞台挨拶にはキャスト・監督、そして原作者である人気作家の群ようこが登壇。映画さながらの“かもめワールド”を繰り広げた。
出演者でありながら、本日の司会を任せられた片桐はいり。「私はフィンランドのヘルシンキにある“かもめ食堂”の従業員の代表として参りました、ミドリ役の片桐はいりです。ミドリはいきなりある理由でフィンランドに旅立ちまして、たどり着いた“かもめ食堂”の店主であるサチエさんにすごくお世話になりました。ではそのサチエさんを紹介したいと思います」。
サチエを演じるのは小林聡美。「本当にのんびりと楽しく撮影させていただきました」と邦画初のオール・フィンランド・ロケの様子を語る。「(フィンランドの人は)静かで、“オー!イエイ!”とか、そういう雰囲気ではなく、良くても“よかったよ”ってあんまり言わない、“くそー”と思ってもあんまり悔しがらない。感情表現の日本人にわりと近いものがあると思います。都会でさえゆったりとしています」。
最初は“かもめ食堂”にお客としておとずれ、3人目のスタッフとなるマサコを演じるのは、荻上監督作品で常連のもたいまさこ。もたいさんも「フィンランドというところは、日本人の感覚に似ているところがありまして、親しみやすい国でしたね」と同意する。日本でいきつけのお店があるか?という質問には「外食するのは苦手で、入ってもお蕎麦屋さんくらいなので、かもめ食堂のようなお店があったら行きたいと思います」と言う。
 ::フィンランドは「本当にのんびりしていて、危険好きの私としては、安全すぎて物足りないくらい」と笑う片桐さん。実は“かもめ食堂”はヘルシンキに実在する“スオミ食堂”というお店がモデルになっているが、「このお店のケータリングはとても美味しかった!」と振り返る。
::原作者の群ようこさん(左から2番目)と、荻上直子監督(中央)。実は群さんはヘルシンキには行ったことがないそうだ。「カウリスマキの映画は好きですが、この原作を書くのには、観光ビデオ2本と、地図帳と、旅の指差し単語帳を資料に書きました」。監督も「どんよりしたイメージがあったのですが、ほんとに空が青くて高くて、澄んだ空気でゆったりのんびり、走ってる人がいない国でした」と語る。
「ご飯を食べてからご覧になってください」という小林さんのアドバイス通り、思わずおなかがなってしまいそうな程おいしそうな食べ物がいっぱいで、登場する小物から家具まですべてがとにかくキュートな『かもめ食堂』。その一方で、人はみんなそれぞれの悩みながらを抱えながらも、強く生きていくんだ、というメッセージにはきっと誰もが勇気付けられるはず。この春いちおしの本作は3月11日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開 。
::「撮影は合宿のようだった」と笑う3人。撮影中はそれぞれマイペースに行動していたようだが、撮影が終わってから3人でエストニアを旅行したそうだ。
『かもめ食堂』
監督:荻上直子
出演:小林聡美、片桐はいり、もたいまさこほか
配給:メディア・スーツ
劇場情報:3月11日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開
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