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May 18, 2006
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ワールドカップ開催に盛り上がるこの時期に、1本のサッカー映画が公開される。『GOAL!』はプロサッカーを夢見るメキシコの青年がイギリスに渡り、名門チームでのポジションを勝ち取るというサクセス・ストーリーだ。しかし、本作はただのスポーツ映画ではない。映画史上初のFIFA公認により、撮影は本物の英国プレミアリーグで行われ、その迫力はリアル・プレーならではのもの。そして逆境を乗り越えて、夢をあきらめないこと、自分を信じること…誰もが共感できるウェル・メイドなストーリーにはサッカーファンならずとも、さわやかな感動につつまれる注目作だ。
その主演をつとめるのが、メキシコ映画界の新星、クノ・ベッカーだ。ワールドカップ代表メンバー発表と同じ5月15日には来日したクノとスタッフを迎えて来日記者会見が行われた。
「とても素晴らしい映画で美しい映画です」と挨拶したクノ。初主演に関して、「このビッグチャンスにとても感謝している。色々な国でいい評をいただいていますが、人々が共感できる、笑って、泣ける映画なので、日本のみなさまにも感動していただければと思います」と思いを語った。
3部作となる『GOAL!』シリーズ。実はこのアイデアは東京で生まれた。はじまりはプロデューサーのマイク・ジェフリーズが4年前、東京でワールドカップを観戦していた時のこと。「ブラジル対イギリス戦でイギリスが負けて、どうやって気分をもりあげられるかどうかを考えていたときに映画を思いついた。様々な国の人がそれぞれのシャツを着て盛り上がっているのを見て、映画のヒントになったんだ」。
::脚本家エイドリアン・ブッチャート(左)、クノ・ベッカー(中)、プロデューサーマイク・ジェフリーズ(右)
FIFAの協力を得て、撮影を行ったことは映画界にとっても大きな功績といえる。ジェフリーズがアドバイスを求めたのは、巨匠オリバー・ストーンだ。「プロジェクトの始めにオリバー・ストーンに相談した。彼は『エニイ・ギブン・サンデー』というアメフトの映画をつくっていますが、最初からサッカー界を巻き込んだ方がいいと言われた。そこでFIFAの会長に会い、素晴らしい映画が撮れること、そして子供に夢を与える映画をつくりたい、ことを語った。野球や、競馬、ボブスレーまで、多数のスポーツ映画があるが、サッカーを賞賛する映画は実はあまりないんだ」。
::日本のファンには嬉しいニュース、ワールドカップドイツ大会で撮影が行われるシリーズ第3作目に中田英寿選手が出演することが記者会見の場で発表された。脚本家のエイドリアン・ブッチャートは1年前、ハリウッドで中田選手に会っているが、今回の来日でクノと中田が初対面した。流暢なスペイン語で話し始めた中田選手とクノはすぐに意気投合した様子。「映画は日本で成功すると思う?」というクノの質問に対して、「ああ、思うよ。日本でどんどんサッカーの人気が高まっているし、それに映画を観たけれど、映画自体が本当にすばらしいから」と太鼓判をおした。最後はメキシコのテキーラと、中田選手のユニフォームをプレゼント交換し、「メキシコでテキーラを飲もう!」と固い握手をかわした。
ドキュメンタリーを撮るように、大量のフッテージを後に編集し、キーの瞬間を撮り直し、さらにCGIを組み合わせるという方式で撮影が行われいてる『GOAL!』。もちろんクノの体当たり演技もリアルなもので、クノは映画のために3ヶ月の集中トレーニングを敢行。両足首と鼻を骨折し、1ヶ月間歩けなかったほどだが、「劇場で感動しているお客さんの姿をみると、やったかいがあったと思う」と会見を締めくくった。
::中田選手からプレゼントされたサイン入りユニフォームを掲げるクノ
ワールドカップ開催まで1ヶ月をきり、ますますサッカー熱がヒートアップするいま、『GOAL!』が話題となることは間違いない。劇場で『GOAL!』を観て、サッカーを応援しよう。
『GOAL!』
監督:ダニー・キャノン
出演:クノ・ベッカー、スティーヴン・ディレイン、デイヴィッド・ベッカムほか
配給:東芝エンタテインメント
劇場情報:5月27日よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にて拡大公開
(C)Goal Limited 2005.
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大晦日の夜、4,000人の乗客・乗組員を乗せてニューイヤ・イヴを祝う豪華客船「ポセイドン号」。しかし祝宴もつかのま、新年とともに巨大波がポセイドン号に近づいていた…。
180度転覆した船から、不可能と思われる脱出を目指す遭難者たちのドラマを描いた『ポセイドン』。息をつく間もない超緊迫アクション・ムービーが夏休みに先駆けて公開される。5月17日、来日したカート・ラッセル、エミー・ロッサム、ジョシュ・ルーカス、ウォルフガング・ペーターゼン監督を迎えて記者会見が行われた。
::仲良く笑うジョシュ・ルーカス(左)とカート・ラッセル(右)
何よりも見所は、最初から最後まで続く水中アクション・シーン。キャスティングの際に、「監督に泳げるかどうかは誰も聞かれなかった」とエミーが笑うが、キャスト全員、水の中での撮影にはとても苦労したようて、カートはインフルエンザや気管支炎にかかり、最後は監督に少し休むように言われたという。
「本当に息が出来なくなって、パニックした時もあった。でも生死の間際になったら、みんないいスイマーになれるんだと思う。想像している以上に息も持つものなんだ。」(ジョシュ)
「今までの出演作の中でも一番体力的に大変だった。スキューバもフリーダイビングもやったことがなかったし。でも女の子だってタフにだってことを男性陣に証明したかったの(笑)」(エミー)
::病気はしなかったものの、「体中青あざだらけになってしまった」というエミー・ロッサム(左)
知らない人も多いかもしれないが、本作は34年前に公開された名作『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク。『U・ボート』『パーフェクト・ストーム』から続き、本人も“水と船の映画”好きを認める監督だが、何故リメイクする作品に『ポセイドン』を選んだだろうか。そして何故いまこの時期に撮ったのだろうか。
「ボートと水を使ったパニック映画をつくりたかった。水の映画は3本撮っているが、でもこれが最後かな(笑)。今の時代、人工的、自然、と様々な災害が起こっている。オリジナルは娯楽ドラマだが、今回はそういう要素を排して、よりリアルにした。そしてどんな普通の人でも突然災害が起きることもある、瞬間の出来事が人生を変えてしまうということをもう一度考え直すいい機会だと思ったんだ。」(ペーターゼン監督)
::自身と演じるジェニファー役との共通点について、「2人とも19歳。でも彼女の方が強いかな。私は今朝、紅茶をこぼしただけでパニックしてしまったから(笑)。あと、カートがお父さんじゃなくて残念!」とコメントするキュートなエミー・ロッサム。
エミー・ロッサム単独インタビューは6月1日お届け!
『ポセイドン』
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ジョシュ・ルーカス、カート・ラッセル、リチャード・ドレイファス、エミー・ロッサムほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場情報:6月3日より丸の内ピカデリー1 ほか全国松竹・東急系にて公開
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1980年代のニューウェイブ勢力の台頭以降、評価の高い映画作家を次々と世に送り出してきた台湾映画界。ハリウッドに渡った、アン・リー監督が『ブロークバック・マウンテン』で今年のアカデミー賞を受賞したことも記憶に新しいが、最近ますます注目をあびていることは間違いない。その中でも話題の1作、『深海 Blue Cha-Cha』で見事映画デビューを果たしたリー・ウェイが来日をし、記者会見がおこなわれた。
すでにドラマやCMで人気急上昇中の彼。先ずは映画デビューについて語った。「テレビドラマも映画も同じです。役に取り組む前の準備が大切で、監督と話し合い、お互い十分に理解することが重要。今回は工場での現場主任の役ですが、なるべく自然に見えるように工夫をしました。もちろん形だけではなく心、魂をつかむことにいちばん気を使いました」。
とはいえ、映画とテレビでは取り組み方が違う、という。「映画は90分くらいの短い時間ですべて表現しますが、テレビは仕事の期間が長い。撮影期間、テンションをずっと保つのが大切です。まるで戦争みたいにバタバタで、ものすごい数のシーンを撮影します。そういう意味で映画はわりと気楽に、役に集中して取り組めました。また演技の面でも、テレビはわかりやすく直接的に、映画は細かなことをしっかり表現することが求められます」。
::撮影中のエピソードについて「高雄(台湾南部)という街はとても素敵で楽しい。待ち時間が多かったので、ゴーカートや夜店に行ったり、美味しいものを食べました。レオン・ダイさんとの絡みがほとんどなかったのは残念。ルー・イーチンさんとはコーヒーを飲んだり、一緒に楽しく過ごしました。しかしターシー・スーさんは役に完全になりきっていて、常に暗い感じでした。2人になっても冗談を言わず、演技のままを保っていた」と明かしてくれた。
最後に気になる今後の活動について訊ねた。「特に具体的な考えは持っていませんが、様々な違うタイプの役柄を演じていきたいと思います。役を選ぶ時、脚本とスタッフが大事。今後は映画とテレビ、半々に出演していきたいと思います。今年の下半期は映画、テレビ両方に出演し、7月には新しい曲が発売されます」。そして「日本語を勉強して、日本でも活躍出来るようになりたい」と、日本のファンには嬉しい発言で会見を締めくくった。
『深海 Blue Cha-Cha』
監督:チェン・ウェンタン
出演:ターシー・スー、リー・ウェイ、ルー・イーチンほか
配給:コミックリズ、ワコー
劇場情報:8月、新宿武蔵野館にて公開
(協力:チャイナエアー)
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