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September 30, 2005
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アメリカン・コミックの鬼才、フランク・ミラーのグラフィック・ノベルが初の実写化に成功した。そのメガホンは原作者であるフランク・ミラー自身と『スパイ・キッズ』シリーズのロバート・ロドリゲスが共同でとり、特別監督にはロドリゲスの親友でもあるクェンティン・タランティーノが参加…となれば観たくないはずがない。出演者に名を連ねる豪華スターたちの中からミッキー・ローク、フランク・ミラー監督、デヴォン青木、ブリタニー・マーフィが来日し、日本公開前の期待をさらに盛り上げた。

これまで自作の映画化を拒んできたフランク・ミラーだが、本作では自らが監督として参加することでようやくそれが実現した。

sincity05.jpg「これは私にとって意義のある転換期だった。ロバートと一緒にできたことはとても幸運だったよ。彼とは互いに興味のある分野がうまくわかれていたので、作業分担は驚くほどスムーズにいった。今は俳優と仕事のできる監督業が大好きだよ。特に今回はこんなに素晴らしいキャストと仕事ができたのだからね」。
sincity04.jpg撮影中で最高の1日は?との質問には、それぞれが思い出を語ってくれた。「ミッキー・ロークの出番が終わった日です。やっと彼から解放されたからね!」(フランク・ミラー)。「怠け者の自分にとってラストカットは目標としていた日だったから、終わったときは最高だったね」(ミッキー・ローク)。

「私の最終日は徹夜で朝の7時に撮り終えたのですが、カットと同時に監督と大声で笑ってしまいました」(デヴォン青木)。「(クェンティン・)タランティーノと(ロバート・)ロドリゲスとフランク・ミラー監督が全員そろった日は本当にエキサイティングな1日でした。3人とも子供みたいで、レゴで遊んでいるようにクリエイティビティがあふれ出していました!」(ブリタニー・マーフィ)。

sincity02.jpg映画の中では男運のないウェイトレスを演じたブリタニー・マーフィだが、彼女自身については「今のところはわりと幸運だと思うわ」とのこと。今回が初来日という彼女の笑顔は見とれてしまうほどキュートでまさに可憐のひとこと!



sincity03.jpgそれとは対照的にクールな美貌で冷酷な殺人マシーンになりきったデヴォン青木のアクションはフランク・ミラー監督のお墨付きだ。「テキサスでトレーニングを受けて、全くの素人から刀を振り回すまでになりました。フランクも私も、小さなか弱い女性がいかに冷徹になるかにこだわりました」。

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sincity08.jpg日本の漫画では大友克洋や小池一夫の「子連れ狼」が好きで強い影響を受けているというフランク・ミラー。残念ながらミッキー・ロークは漫画そのものをほとんど読まないそうだが、劇中では見事にコミックのキャラクターになりきっている。「ロドリゲスが作ろうとしたミラーの原作に忠実な世界は、俳優にとっては制限でもあった。でもその制限がチャレンジにもなった」。その特殊な世界観は、ブリタニー・マーフィの鋭い発言からもうかがえる。「これは漫画を映画化するというよりいは、映画という媒体を漫画に引きつけたもので、それが他のコミック原作の映画とは違うところだと思います」。

最後は以前にミッキー・ロークと会ったことのある元ボクシング世界チャンピオンの輪島功一もかけつけ、美女2人に囲まれて顔をゆるませた。ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、クライヴ・オーウェン、イライジャ・ウッドなどその他のキャストも見逃せない『シン・シティ』は観客をかつてない未知の世界へ連れて行ってくれることだろう。

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ブリタニー・マーフィ 独占インタビュー!




『シン・シティ』
監督:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス、クェンティン・タランティーノ
出演:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバほか
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場情報:10月1日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開

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September 29, 2005
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シンガーソングライターである山崎まさよしがスクリーンデビューを果たした『月とキャベツ』から8年。ファン待望の主演第2作目として彼が選んだのが、韓国ブームの火付け役となったホ・ジノ監督のデビュー作『八月のクリスマス』のリメイクで、病に侵され余命がわずかの青年役を演じる『8月クリスマス』だ。公開目前の9月21日、本作のプレミアム試写会が都内で行われ、主演の山崎まさよし、関めぐみ、長崎俊一監督らが舞台挨拶に登場した。

山崎が演じる田舎の古びた写真館で働く寿俊は、自分の余命がわずかということを秘密にして日々を静かに生活していた。そこに関が演じる、小学校の臨時教員の由紀子がやってくる…。せつないラブストーリーをゆっくりと綴っていく2人だが、山崎の印象について「山崎さんはいつも自然体な方でした。おもしろいことをしたり、オヤジギャグを言ったりその場を和ませてくれました」と話す関に、「チョコレートをあげたりとかね(笑)」といつも通りの飾らない様子で話してくれた。長崎俊一監督は「この2人が出てくれたのは、本当にラッキーな映画です。2人がどんどん寿俊と由紀子に入り込んでいってくれたので、それをカメラに納めていきました。」と、撮影中の集中ぶりを明かした。

::クランクアップから1年が経ってからの公開となった今の心境について
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山崎「撮影から1年、もうこんなに経ってしまったかという感じです。今年がデビュー10周年という節目の年であり、また音楽の部分でも深く関われたのでとても満足な作品です。」



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「すごく長かったですね。今やっと公開なのかという感じですが、とても嬉しく楽しみです。」






今年で33歳を迎える山崎は作品の中で“おじさん”と呼ばれる。まだおじさんと呼ぶには早いと感じる年齢だが、実生活では早くもおじさんを感じる部分があるとか。「(ハンカチを握り締め、額の汗を拭きつつ)こういった場所(舞台挨拶)で、汗が出るようになったことですね。あとはお酒が次の日に残るとか(笑)」今年20歳を迎え、来年は『笑う大天使』の公開が控えている注目の関はこう語る。「当時まだ18歳だったので、演技の仕方がとても難しかったです。映画と一緒に成長できた、思い出深い作品になりました」。これからの活躍に期待したい新人注目株だ。

さらにホ・ジノ監督からのサプライズメッセージという特別演出も行われ、会場を沸かせた。「日本でリメイクされるのをとても嬉しく思います。日本のみなさんから愛される作品になることを心から願っています」。またクリスマスにちなんで、日本で認定されるただ1人の国際サンタクロース協会公認サンタクロースであるパラダイス山元さんが登壇。関はサンタクロースの登場に、「昔プレゼントをもらったんですよ。本物だ〜」と大きな瞳を潤わせながら喜んだ様子を見せた。

8xmas04.jpg::劇中の2人が相合傘をするシーンが再現され、照れ笑いを見せる場面も。

最後に、山崎は「ラストがわかった後も何回も見返したくなる、素晴らしい作品だと思います。純粋な気持ちをよみがえらせてくれます。病気の主人公を演じたのですが、ちょうど撮影中に腰が痛くて、それがかなりリアルに感じられるんじゃないかと…」と、笑いの渦に巻き込んでくれた。

本作のために書き下ろした主題曲「8月のクリスマス」をバックに、感動のラストシーンが綴られる。ストーリーはもちろん、山崎の温かな歌声にも注目してほしい。

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『8月のクリスマス』
監督:長崎俊一
出演:山崎まさよし、関めぐみ、西田尚美、井川比左志、大倉孝二ほか
配給:東芝エンタテインメント
劇場情報:シネスイッチ銀座ほか全国で公開中

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September 28, 2005
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松尾スズキといえば、宮藤官九郎や阿部サダヲなどを輩出した劇団大人計画の主宰者。近年では演劇界のみならず文学やミュージカルなど様々な分野でその才能を発揮し、昨年は『恋の門』で映画監督デビューも果たした。演出家、劇作家、エッセイストなどいくつもの肩書きを持つ彼が俳優・松尾スズキとして“主演”した『イン・ザ・プール』のDVD発売に際し、その正体を探ってみた。

inthepool03.jpg俳優としても映画・ドラマに数々の出演作を持つ松尾さんだが、意外にも主演は初である。「(主演でも脇役でも)特に違いはないですよ。特に今回の僕の役は、主演といっても狂言回し的な立場で、本当の主役はオダギリ(ジョー)君や田辺誠一君ですから。まあ、(クレジットで)“オダギリジョー”より先に名前が載るのは単純に嬉しかったですけど」。

自作の舞台や初監督作『恋の門』では演出と出演の両方を兼ねているが、「(自分の演技は)冷めた目で見ていますね」とのこと。『イン・ザ・プール』の監督は「ダウンタウンのごっつええ感じ」や「トリビアの泉」などの人気構成作家であり、シティボーイズのライブ演出も手がける三木聡。もともと演劇とも深いつながりがあるだけに、現場はやりやすかったそうだ。

『イン・ザ・プール』には水泳にはまるサラリーマン(田辺誠一)が出てくるが、松尾さんの場合はまさに仕事がそうであるとも言えるほどの活躍ぶりである。自分の出演作は見直さないという松尾さんだが、プライベートで依存しているのは「DVD鑑賞」だと言う。ちなみに登場人物の中で一番共感したのは「強いて言えばオダギリジョー君の役かな。感情が後からやってくるのでその場では怒れないというところが似てますね」。

inthepool06.jpg役を演じる上でリアリティを重視するという松尾さんは、伊良部というキャラクターを「中性的な、妖精のような存在」と分析する。およそリアリティとはほど遠いそのキャラクターにリアリティを与えているのは、まさに松尾さん自身がもつ非現実的な要素であるとも言える。「(伊良部を演じる上では)生身の人間とは違うことを意識しました」。松尾さん曰く「小ネタがいっぱい仕掛けてある作品なので、劇場では気づかなかった三木監督のこだわりを観て欲しい」というDVDで、その浮遊感あふれる演技に触れて欲しい。

inthepooljack.jpg『イン・ザ・プール』
監督:三木聡
出演:松尾スズキ、オダギリジョー、田辺誠一ほか
販売元:ポニーキャニオン
定価:¥4,179(税込)
発売日:10月19日(水)

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