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July 28, 2005

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::(左から)奥田民生、木村カエラ、西門えりか

ミュージシャン・奥田民生がギター1本で行った伝説のライブ“10.30”が映画になった。主演はTVK「saku saku」での朝の顔やボーダフォンのCM(「カエラはメールし放題!」)で人気急上昇中の木村カエラ。都内で完成披露試写会が行われ、妹役の西門えりか、奥田民生、ANIKI(伊志嶺一)監督が舞台挨拶に登場した。

cm02.jpg「話を聞いたときは“私が出ていいの?”という感じでした」という木村の役は、キャバクラのバイトとバンドを掛け持ちする女子高生という変わったものだが、これが初めての演技とは思えないほど堂々とした主演ぶりである。木村と事務所が同じだという奥田は「普段は周りの年齢層が高いので新鮮でした」と共演の感想を語った。

::「撮影中は映画を撮っているというつもりはなかったので、観客として観ていたら“自分が出た!”という感じです」cm03.jpg

映画は奥田民生のライブ“10.30”を中心として、木村演じるマナモの一家が家族の絆を取り戻していく様を描いていく。広島市民球場で音楽のライブが行われるのは史上初の試みということもあり、クライマックスであるライブシーンの撮影はただでさえシビアなものだった。しかもこのシーンは木村と西門の初撮影でもあり、加えて撮影日の天気予報は降水確率100%という、これ以上ない危機的な状況! ところが奇跡的に当日は晴天となり、見事なライブシーンをカメラに収めることができたのだという。

cm04.jpg::ロンドンから一時帰国中の西門エリカは涼しげな浴衣姿で登場!

舞台の上で隣同士に立つ木村と西門はまるで本物の姉妹のようだった。見どころを聞かれた木村はさすがに姉らしく、「音楽がすばらしい! 色々なことに挑戦してるので自分たちは面白いような恥ずかしいような気持ちだけど、とにかく民生さんの歌を聴いてください」とアピールした。

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::サイドが個性的なヘアスタイル

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「歌はどうでもいいけど、(故郷である)広島の日常の風景が映っていて懐かしかった。広島を知らない人が見ても楽しめると思う。これを観て“広島に嫁にいこうかな”と思ってくれれば(笑)」と、いつもと変わらず力の抜けた自然体の奥田。そんな彼が「あまり本編を観すぎないようにして作った」という主題歌(「Tripper」)も必聴である。ANIKI監督の語る「民生さんの男のフェロモン・父のフェロモン」とはどんなものか? そこには今まで見たことのなかった奥田民生の姿が映っているかもしれない。

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custom_main.jpg『カスタムメイド10.30』
監督:ANIKI
出演:木村カエラ、西門えりか、前田綾花、奥田民生
配給:クロックワークス
劇場情報:晩秋、シネクイントほか全国にて公開
(C)2005『カスタムメイド10.30』製作委員会

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July 26, 2005
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世界有数のスペインサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラ。その中でもロナウド、ベッカムなどのスタープレイヤーを擁するレアル・マドリッドは“銀河系最強集団”と呼ばれ、世界中のサッカーファンを魅了している。大型の台風が日本列島に上陸した7月26日、時同じくして彼らが日本にやってきた。

場所は六本木ヒルズアリーナ、最初に今回のイベントのダイジェスト映像がスクリーンに写し出されると、待ちわびたファンから歓声があがった。登場したのは、MFのベッカム、グディ、FWのロナウド、GKのカシージャス、そしてプロデューサーのマイケル・ノバック。前日行われた東京ヴェルディとの親善試合で、0-3とまさかの零敗という結果に終ってしまった最強(?)軍団。加えてハードスケジュールの中での会見にはごきげんナナメかと思いきや、それほどでもない軽快な表情だ。

ベッカム「日本に来れて非常に嬉しく思っています。昨日の試合は残念な結果に終ってしまいましたが、これからに期待していてください」

real02.jpg『レアル ザ・ムービー』はチームのドキュメンタリー映像に加えて、東京・ニューヨーク・ヴェネズエラ・セネガル・マドリッドを舞台に、選手にまつわる5つのストーリーが動くエンターテインメント性が高い作品となっている。東京を舞台にしたシーンに出演しているベッカムは「個人的に東京は非常に好きな場所です。ファンの人たちはもちろん、たくさん好きな場所やものがあります」と甘い笑顔で東京への思いを話した。

チームがプロデューサーとして参加した初の公認映画となる本作は、今まで見ることが出来なかったロッカールームや練習の合間に見せる素顔が垣間見られる、世界初の貴重な映像が満載だ。普段カメラが入らない部分を撮られることについては、カシージャスは「カメラがいるという状況は珍しいことなので慣れないこともありましたが、アイディアはとてもおもしろかったし、美しいことだと思うので良かったです」と余裕の表情でコメントした。

そもそも、世界中の老若男女がレアル・マドリッドに惹かれる理由とは何なのだろうか? グディ曰く、「このクラブは自分が一番大好きなチームで、サッカーをやらせてくれる機会を与えてくれたとても大切なチームです。そこでプレイ出来ることは、非常に良い機会を与えられていると思っています。愛情とパッションを感じます」。

real03.jpg作品内にも、世界中の子供たちがレアルに憧れを表すシーンがある。「サッカーは私にとって人生そのもので、多くの機会を与えられてきました。犠牲を生むような辛い状況もありましたが、メンタルの部分を含めて、様々なことを学びました。映画の中でもそういったサッカーのいろいろな面を表現しているので、多くの子供たちに観てほしいです」とロナウドが語った。

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花束贈呈の場面では、東京編のヒロインを演じる太田在がゲストとして登場した。元気いっぱいのキュートな笑顔に、この時ばかりは選手たちも鼻の下がのびていた。

ワールドカップイヤーを目前に“銀河系最強集団ムービー”は、大きな旋風を巻き起こしてくれるに違いない。

『レアル ザ・ムービー』
監督・脚本:ボルハ・マンソ
出演:レアル・マドリッド2004−2005チーム(ベッカム、ロナウド、ほか)
配給:ファントム・フィルム
劇場情報:VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズほか全国にて公開予定

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July 21, 2005

透き通るような透明感と確かな存在感をあわせ持つ女優・小山田サユリさん。彼女の主演最新作である映画『心中エレジー』は2組の夫婦を通して生と死のあり方をそれぞれの目線から描き、魂の在り処を求めてさまよう現代人のファンタジーともいえる。どこか幻想的な世界観を象徴する主人公・京子役の小山田さんにインタビューした。

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小山田さんと『心中エレジー』との出会いはまさに“めぐり合わせ”だったという。昨年の秋にひとり旅で台湾を訪れた小山田さんはそこで初めて本作の脚本を読んだそうだ。
「当時29歳で、仕事でも精神的にもストレスがたまっていたんです。できるだけ長く滞在するつもりだったんですが、どうしてもこの役をやりたかったので予定を切り上げて帰ってきてしまいました」。

これまで演じてきた役では儚げで純粋なイメージが強かったが、決まったパターンで見られてしまうことにストレスを感じてもいたという小山田さんにとって、この作品はひとつの転機になった。撮影前に作品や役については監督とメールでのやりとりを重ねたそうだ。「(メインテーマである)死についてそれまで深く考えたこともなく、ピンとこないところもあったんですね。人物像に関しては言葉だけでは伝わらない部分もあるし、不安はいっぱいありましたが、撮影に入ってからは夢中で監督の演出に驚かされながらも迷いなくできました」。

本作は熊切和嘉監督『アンテナ』などで助監督をつとめてきた亀井亨の初監督作品となる。文字通り、死にたがっている2人の話なのにそれがかなわない。あまりに失敗するので滑稽に思えてくるほどだ。中でも死に損なった京子が部屋から飛び出してくるシーンが印象的である。「あのシーンは1回OKが出た後も自分の演技にひっかかるものがあったのでやり直しをさせてもらったんです。時間も遅いし大変な状況の中でのリテイクだったけど、いいもelegy02.jpg
のにしたいという思いがありました」。監督のOKと自分の演技に疑問を感じることは多いのだろうか?「そのときによりますが、あのシーンはちゃんとしたものにしないと(映画が)成立しないなと考えていたからこそ、こだわりました」。
elegy03.jpg心に膿を抱えながら生き、やがては死ぬことでその闇を昇華させようする京子役は以前に小山田さんが『オー・ド・ヴィ』(2003)で演じた役と似た印象を受ける。「私も役柄の雰囲気としては全く同じ印象を受けました。ただ『オー・ド・ヴィ』は第一の転機でもあり、先輩の役者さんたちや篠原(哲雄)監督についていくので精一杯だったのですが、今回は自分の置かれたポジションも心境も全く変わっていると思います」。

『オー・ド・ヴィ』から『心中エレジー』まで、主演のみならず脇役でも多くの映画に出演してきた小山田さん。そんな彼女が主演にこだわる理由は「少しでも長く現場にいて、ひとつの作品を時間をかけて皆と創りあげていきたいから」だという。本作にはその経験が刻まれており、劇中でも小山田さんの存在感が映画を引っ張っている。「今までは“私が(主演を)やっていいのかな?”とか“私にできるのかな?”という不安のほうが大きかったんです。でも、主演の経験を積むことによって自信がつき、自分の役だけでなく相手役やスタッフの方々や全体についても客観的に考えられるようになってきました。主演をするにあたって周りを見渡す余裕がちょっとは出てきたのかなと思います」。

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::普段のファッションはパンツが多いという小山田さん

死ねないことにより逆に死の重みが伝わってきて、最終的にはポジティブともとれるラストになっている。テーマこそ暗いがそれは一種のファンタジーのようでもある。「私が演ると(夢と現実が入り混じったような)ファンタジーになっちゃうのかな。最後は救いがあるからよかったなと思います」。ちなみにこのラストには諸説あり、観た人がそれぞれに深読みをすることができる。

elegy05.jpg映画の中の“京子”と目の前にいる現実の小山田さんとは全く違うが、どちらの世界でも彼女はリアルな説得力を持って存在している。「仕事と仕事の合間には実家に帰って、家族のためにごはんを作ったり家事をするのがリフレッシュ法です。東京では仕事も生活も自分のためのことばかりなので、他人のために何かをするのが楽しいんです。(30歳になりましたが)結婚の予定は全くないですね。結婚はしたいです。甥や姪があまりに可愛いので自分の子供だったらどれだけ可愛いんだろうと思うとちょっと怖いですけど」。

母親はまだ役柄の上でも演じたことがない小山田さんには、今年から来年にかけてたくさんの出演作が待機している。それぞれの新しい小山田サユリを見るのが楽しみだ。

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『心中エレジー』
監督:亀井亨
出演:小山田サユリ、眞島秀和、中村優子、豊原功輔ほか
配給:バイオタイド
劇場情報:7月30日より渋谷シネ・ラ・セットほか全国にて順次公開
(C)2005 フルメディア/バイオタイド

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