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September 20, 2004

この秋最大のSFアクション・スリラー『アイ,ロボット』。声を担当した『シャーク・テイル』でヴェネチア映画祭への参加も控えた9月8日、過密スケジュールの合間をぬって主演のウィル・スミスが来日し、ジャパン・プレミアに登場した。

image_1.jpg ::ウィル・ZEEBRA・釈のスリーショット

ネクタイを締め、フォーマルなグレーのスーツ姿で舞台に登場したウィルは「皆さん、コンバンワ!」とまずは日本語で挨拶。見事な日本語に拍手が湧くと「7歳からずっとこのセリフを練習してきたからね」とジョークを飛ばし、笑いを誘った。会場に響き渡る女性たちの黄色い歓声に「アクション、ラブ、それに僕のハダカも見られるよ!」とこたえ、しっかり映画をアピールしたウィル。かと思えば、突然アドリブでヒューマンビートボックスを披露、これにはさすがの通訳さんも「訳せません!」とお手上げだった。

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::これがウィル・スミスだ!
ここでお祝いにかけつけた女優の釈由美子と、日本を代表するラッパーのZEEBRAがスペシャルゲストとして登場。「憧れのウィルさんに会えて光栄です」と言う釈と、3回も(!)キスを交わし、さらに「ハダカも気に入ってくれたかな?」と耳
元でささやくなどリップサービスも絶好調。その後は、そのまま即興でZEEBRAとの豪華セッションが始まり、客席に向かって「Say Yeah!!」と呼びかけ、観客を巻き込んでのスペシャル・パフォーマンス。この日集まったファンたちには、何よりのプレゼントとなった。


ミュージシャンらしく終始ノリのいいトークでファンの心をがっちり掴んだウィル・スミス。舞台袖ではステージから降りる釈の手をとってサポートする紳士らしい姿も。そんなimage_6jpg.jpg
::ウィル・スミスが釈由美子にセクハラ疑惑!?
素顔も魅力的な彼に魅了されたファンの熱気、盛り上がった場内などが、映画のヒットをひときわ予感させたジャパン・プレミアだった。

image_2.jpg ::映画の中でウィルが乗り回しているアウディ社製の未来カー
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::ZEEBRA 日米ラッパーの豪華コラボが実現
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::プレミアにかけつけたセレブたち

robot_main.jpg『アイ,ロボット』
監督:アレックス・プロヤス
出演:ウィル・スミス、ブリジット・モイナハンほか
配給:20世紀FOX
劇場情報:日劇1ほか全国にて公開中
(C)2004 TWENTIETH CENTURY FOX

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今年の冬、アカデミー賞コンビのトム・ハンクスとロバートゼメキス監督(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』)が再びタッグを組み、不朽のクリスマス物語「THE POLAR EXPRESS」「急行北極号」)がフクリーンに登場する。「POLAR EXPRESS」は世界中のクリスマスの定番として広く親しまれている絵本。こころあたたまるシンプルなストーリーと幻想的な挿絵がとても印象的な一冊である。映画『ポーラー・エクスプレス』は、最新技術を駆使し、絵本の中から飛び出したようなファンタジックな世界をスクリーンでみごとに再現している。映画のプロモーションのために来日したゼミキス監督と製作のフィリップ・スターキーの会見では、いまだ映画が完成していない中、その挑戦が初めて公開された。

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まずゼメキス監督は世界初公開について、「日本は新しい技術に対して大変関心が高いことから、米国に先駆けて今回は未完成映像をご覧いただきたいと思います」と挨拶した。そしていちばん早い観客となった我々は、続いたオープニングとメイキングシーンのプレゼンテーションを静かに見守った。

polar_02.jpg本作で使われているのは「パフォーマンス・キャプチャー」と呼ばれ、役者の体中にセンサーをつけることによって、演技をCGに取り込むことを可能にした革新的な技術である。「いままでのアニメーションと決定的にちがうのは、素晴らしい役者の演技、動きや表情の細部までがリアルに再現できるところだ。“動く油絵”を実現するためにこの技術の開発は不可欠だった」と監督は語った。映像を観て驚いたのは、そのリアルさだけではなく、主役のトム・ハンクスが5つものキャラクターを演じていること。アニメーションだからこそ、それぞれの演技をすべて別のキャラクターとして映像化出来るのである。

セットもない中で様々なキャラクターをひとりで演じる難しさは想像を絶したが、トム・ハンクス自身はむしろ、舞台に立って演技をしてるような感覚で、自由に演技ができたと、とこの撮影方法を楽しんでいたそうだ。

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このアニメーション方法については、監督の思いだけではなく、原作者のクリス・ヴァン・オールバーグも条件として提示していたそうだ。そもそも映画をつくるきっかけは「トム・ハンクスが10年も前に子どもに読み聞かせるために買った絵本」と明かした。そのストーリーと絵に魅せられたトムは何年も企画をあたため、ようやくトムから原作者にアプローチした。「トム・ハンクスの才能には完全な信頼がありすぐに快諾してくれたが、ひとつだけ条件として、伝統的なアニメーションは使わないでほしいと言われた」という。

最後に日本の子どもたちへのメッセージを、と聞かれた監督は"Believe in the magic"と本作の核をひとことで表す言葉を残し、会見は終了した。

polar_main.bmp今年の冬は宮崎アニメ『ハウルの動く城』、ディズニー×ピクサー・シリーズ最新作『Mr.インクレディブル』、と話題のファンタジー・アニメが同時期に公開となる。知名度的には上記2作よりもやや遅れをとっている感はあるが、映像は想像をはるかに超えるもので、ファンタジー作品としては一級品。1年で最もロマンチックなシーズン、こころあたたまるクリスマス・ストーリーで大切人との時間を過ごしてみてはいかが。



::音楽ファンにおまけ情報。季節感あふれるオリジナル・スコアも注目されているが、その中の1曲「Rockin' Around the World」を歌うエアドルミスのスティーブン・タイラーがなんと小人役でゲスト出演しているそう。彼を探してみるのもひとつの楽しみ方かもしれない。

『ポーラー・エクスプレス』
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス
配給:ワーナー・ブラザーズ
劇場情報:丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系に公開
(c)Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

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September 09, 2004

『シックス・センス』で全世界に衝撃を与え、続く『アンブレイカブル『サイン』とヒットを飛ばしてきたハリウッドの鬼才と言えば、M.ナイト・シャマラン。新作のたびに新しい衝撃を与えてくれる彼が、8月24日、最新作の『ヴィレッジ』を引っさげて待望の初来日を果たした。本作で記念すべき映画デビューを飾った女優ブライス・ダラス・ハワードとのツーショットで行われた会見のもようは…。

まずは世界中の人々がシャマラン映画に魅了される理由について、シャマラン本人は「僕自身が国際的な人間だからでは」と分析。インド生まれで現在はフィラデルフィア在住の彼らしい答えだ。「僕は自分の母親が除霊の儀式の後で普通に食事をしているのを見ながら育った。また世界中に親戚がいて様々な文化の洗礼を受けているから、グローバルな視点で物語を考える。僕の中では道を歩いている少年が幽霊に出会うのはちっとも不思議なことじゃないんだよ」

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::壇上でも目と目で通じ合う絶妙なアイ・コンタクト

今回はラブ・ストーリーがやりたかったという言葉通り『ヴィレッジ』のテーマは“愛”である。『アンブレイカブル』で他人の期待に応えること、『サイン』では何かを信じたいがどうすればわからない人間を描いてきた監督が次にたどりついたのが“愛”だった。もちろんディティールとして登場する儀式や衣装など随所に散りばめられたネタは健在だが、それらを通して見えてくるのはきわめてオーソドックスなロマンスだ。特に、ブライス・ダラス・ハワード演じる盲目のアイヴィーが空に差しのべる手をホアキン・フェニックスがしっかりと受けとめるシーンは感動的だ。それを目撃したとき、観客は、数々の小ネタが愚直なまでの愛を伝えるための道具にすぎなかったことを思い知るのである。

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::こんな瞬間も逃さずキャッチ
シャマランといえばどんでん返しだが、『ヴィレッジ』でも否が応にも期待が高まる。それについて監督は冷静に語る。「期待してくれるのは嬉しいし、それに応えたいと思う。が、どんでん返しそのものが目的ではない。毎回新しいことに挑戦して常に自分の映画を作っていきたい」
そんなシャマラン監督が今作の鍵を握るヒロイン、アイヴィー役に抜擢したのは舞台で活躍していたブライス・ダラス・ハワードだ。この大役を手にしたブライスは「監督と仕事をすることができて本当に嬉しい。まさに夢がかないました。目が不自由な役ということで不安もありましたが、監督が明village_2.jpg
::彫りが深く端正な顔立ちのシャマラン監督
確なビジョンを持ってキャラクターを練り上げてくれていたので安心してまかせることができました」と、この出会いに対する感謝を述べた。


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::不思議なオーラを放つブライス・ダラス・ハワード
『ヴィレッジ』では「赤」と「黄」の“色”が効果的に使われている。会場に来ていたドーター・コパからそれに関して質問を受けた監督は「心理学的に赤は攻撃や不安を表わし、黄は平和や落ち着きを象徴している。風水は知らないが面白そうだね」と興味をそそられた様子だった。

“掟”が重要な意味をもつ本作だが、監督自身は自分に掟を設けず敢えて何にでも挑戦するようにしているとのこと。「こわいからこそチャレンジする」のも大切だと言う。今回の映画では、あまりカットを割らない、舞台出身の役者を使う、など多くの課題に挑戦した監督。「映画業界はクレイジーなところだから常に評価が分かれる。その中でやっていくには強い信念を持つことが大切だ。あとは観客を信じることだね!」とタフな一面をのぞかせた。

一方のブライスは「私は両親に“何かをしてはいけない”と言われたことはありません。しかし無意識のうちに、自分で自分に掟を設けているのではないか…と思うことはよくあります」と語る。実はブライスの父は『アポロ13』『ビューティフル・マインド』などで知られるアカデミー賞監督のロン・ハワード。ハリウッドの2大監督に恵まれたブライスの女優としての姿勢は意外にも謙虚だ。「父もシャマラン監督も“未知の中にこそ素晴らしいものがある”ということを教えてくれました。今回の出演に関して父は“自分がどれだけラッキーか忘れてはいけない”と何度も私に諭しましたが、本当にその通りだと思います」

ちなみに気になるロン・ハワード監督の感想はというと…父親としては娘の演技を自慢に思い、同じフィルム・メーカーとしてシャマラン監督に賞賛を送ったそうだ。そんなブライスはラース・フォン・トリアー監督『ドッグヴィル』第2作目のヒロインにも決まっており、今後の活躍が期待される。

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::テレビクルーのリクエストに応えておどけたポーズをとる2人。楽しそう…
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::スタイル抜群のブライスだがシャマランだって腰の位置では負けていない

ところでヒッチコックを敬愛するシャマラン監督は自作にカメオ出演することで有名だがもちろん『ヴィレッジ』にも登場する。どこに出ているか探すのも楽しみのひとつである。

会見終了後、マスコミ用の特製プロモーション・グッズとして、映画の中でブライス・ダラス・ハワードが着ている黄色いマントをイメージしたビニール製のポンチョが配られた。そんな『ヴィレッジ』でシャマラン流ラブ・ストーリーをぜひお確かめいただきたい

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::これが問題のゴミ袋…いやポンチョ。物陰から飛び出して人を驚かすのにぴったり。

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