元MONOマガジンの編集部の幸ちゃんは、ホワイトマンに初めて連載を持たせてくれた。後に彼女は編集部を離れ、イタリアへ1年半遊学してこの夏、日本に戻ってきた。そのイタリア遊学中に知り合ったのが渋谷のセルリアンタワー近くにあるイタリアンレストラン「ハウス青山」の青山倫子氏であった。
青山氏は現在、イタリアに住み、ワイン農園で働いている。そんな彼女がちょうど来日して「ハウス青山」でオーナーシェフのお父様と一緒に居るというので、黒田氏と「散歩の達人」山口副編集長と遊びに行く。一つ一つの料理に合わせたテロワールワインを飲みながら青山氏との会話を楽しむ。僕は本当にワインについての知識がないので全てをメモに取ろうと思っていた。しかし、料理、ワイン、会話の全てを楽しんでいると、とてもではないがメモが間に合わない。
青山氏が言った。
「いいんですよ。メモなんか取らなくても。私もソムリエの資格を取ろうと思っているから覚えただけで知識はそのうち必要な分だけ入ってきますから」
山口氏が言った。
「そうですよ。東京モンドヴィーノの企画はワインの知識じゃないんですよ。それだったら他のサイトでいくらでも調べられるんですよ。いかに僕らのライフスタイルの中にワインが入っているのかを見せていくのが大事なんですよ」
幸ちゃんが言った。
「懐かし〜。この香りとこの味。いつも倫子ちゃんの所へ遊びに行った時に飲んだ味だぁ」
またまた青山氏が言った。
「あたり〜。ね? イシコさん。幸ちゃんは、ほとんど飲めない人だけど、シチュエーションで味は覚えているんですよ」
お袋の味ならぬ、お袋のワインのような感覚である。当たり前だが、やはり勉強としてワインを飲んでも楽しくはない。そして、ワインを飲むシチュエーションが心を豊にしてくれることを知るイシコであった。
というわけで本日はワインの銘柄の掲載はなし。