散歩の達人編集部の山口です。気がついたら、イシコさんばかりに書かせてしまってすみません。いやはや、ワインは飲んでいるだけどね。
この企画第一発目は恵比寿にあるワインバー&ビストロ『寓』。知ってる店ではなかったのだが、なんとなく入ってしまった。写真にあるのはメニュー。
一発目なんだから少々勉強、と思ってグラスワインばかり頼んでいたらお勘定がとんでもないことになってしまったが、注文のたびに店のソムリエさんが優しく解説してくれたので楽しかった。そのときにちょっと聞いた話。
ワインをサーブする前、客にコルクを嗅がせたり、試飲させたりするけれど、やっぱりこのワインやめます、なんて客はいるのか? 店の人によると、年に一人くらいはいるらしい。確かに劣化していないか確かめる作業ではあるのだが「やっぱりやめた」はきつい(その場合、ワインが劣化しているときを除いて客に引き取ってもらうことが多い)。そういうことがないように、注文を受ける際もソムリエはワインの味についてきちんと説明するのである。だから試飲のときに「うーん、うーん」と客が唸ってたりすると、店の人は緊張するという。かといって、「おいしいね」なんて言われると「腰砕け」なのだそうだ。
それにしても客側のこっちだって、試飲するときは緊張する。あの沈黙ってやーね。店にも一緒にいる同行者にも、「お前わかんのか?」って思われてるような引け目感じる。
一生に一度くらい、堂々と「やっぱりこのワインじゃだめだ」って断ってみるか?
(山口)