[cinemacafe.net BACKNUMBER] バックナンバー


TOKYO MONDOVINO

October 31, 2005

東京モンドヴィーノの割には、またまた東京を離れ、小浜島と宮古島でのお話である。みんなは遊びだと言い張るが、僕は仕事だと言い張る。

モンドヴィーノとしては、今回、同伴した高級赤ワイン「アルタイル」が主役である。アルタイルとはギリシャ神話に登場する葡萄からできる魔法の神酒を注ぐ専任者として知られている。このワインを醸造したのが、チリの女性醸造家アナ・マリア・クムシエ。もちろん、イシコは知っているわけもなく資料をいただいたからわかっただけである。

店で飲んだら数万円はするだろうとカフェグルーヴ浜田社長に脅されながら、恐る恐るグラスに注ぎ、光にあて、深くて濃い色合を鑑賞する。

mond1031_2.jpgそしてグラスを回し、香りを堪能する。ボキャブラリーが少ないイシコは、「いい香り」としか言えないので、またまた資料に目を落とすと、エレガントでつつましかに、やけた松の樹皮、ハバナシガー、ヒマラヤ杉、さわやかで、濃密な果実酒、木苺酒、黒すぐりの香りが感じられるそうだ。ソムリエの人は全てわかってしまうのであろうか。もし、穴埋め問題だったらイシコは間違いなく0点である。浜田社長も珍しく真剣に匂いを堪能していた。

というわけで、iBookからアンドレギャニオンのピアノを流し、沖縄の空と海を見ながら、アルタイルと過ごす日々は最高であった。くどいようだが、イシコは仕事で島を訪れたのである。ほら、シネマカフェのセレブログでお馴染みの高橋じゅんいち氏がカメラを撮っているでしょ?

mond1031.jpg

イシコ?

このワインを机の上に置いたのはイシコです。

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モンドヴィーノ  10:30 AM | コメント (0)
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October 28, 2005

元MONOマガジンの編集部の幸ちゃんは、ホワイトマンに初めて連載を持たせてくれた。後に彼女は編集部を離れ、イタリアへ1年半遊学してこの夏、日本に戻ってきた。そのイタリア遊学中に知り合ったのが渋谷のセルリアンタワー近くにあるイタリアンレストラン「ハウス青山」の青山倫子氏であった。

mond1028.jpg青山氏は現在、イタリアに住み、ワイン農園で働いている。そんな彼女がちょうど来日して「ハウス青山」でオーナーシェフのお父様と一緒に居るというので、黒田氏と「散歩の達人」山口副編集長と遊びに行く。一つ一つの料理に合わせたテロワールワインを飲みながら青山氏との会話を楽しむ。僕は本当にワインについての知識がないので全てをメモに取ろうと思っていた。しかし、料理、ワイン、会話の全てを楽しんでいると、とてもではないがメモが間に合わない。

青山氏が言った。
「いいんですよ。メモなんか取らなくても。私もソムリエの資格を取ろうと思っているから覚えただけで知識はそのうち必要な分だけ入ってきますから」

山口氏が言った。
「そうですよ。東京モンドヴィーノの企画はワインの知識じゃないんですよ。それだったら他のサイトでいくらでも調べられるんですよ。いかに僕らのライフスタイルの中にワインが入っているのかを見せていくのが大事なんですよ」

幸ちゃんが言った。
「懐かし〜。この香りとこの味。いつも倫子ちゃんの所へ遊びに行った時に飲んだ味だぁ」

またまた青山氏が言った。
「あたり〜。ね? イシコさん。幸ちゃんは、ほとんど飲めない人だけど、シチュエーションで味は覚えているんですよ」

お袋の味ならぬ、お袋のワインのような感覚である。当たり前だが、やはり勉強としてワインを飲んでも楽しくはない。そして、ワインを飲むシチュエーションが心を豊にしてくれることを知るイシコであった。

というわけで本日はワインの銘柄の掲載はなし。

mond1028_2.jpg
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モンドヴィーノ  02:26 AM | コメント (2)
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October 26, 2005

今、僕の身体を切るとワイン漬けにされた脂肪分22%の美味しい肉が取れそうである。

それくらいワインな日々を送っている。
「イシコさん、白ワインを飲む豚って知ってますか?」
と山口氏が1件目、A店で言った。

mond1026.jpg本日のゲストは、JCCCA(地球温暖化防止活動推進センター)桃井氏である。昨年度、ホワイトマンで環境省の仕事をして以来、たびたび飲んでいるのだ。こうして、3人でシャルドネのワインを1本開けた後、噂の白ワインを飲む豚の店「porco」に移った。

何故ならA店の牡蠣がマズかったのである。ふと、昔、見た、ローワンアトキンソンの『ミスタービーン』の腐った牡蠣を延々、食べる映画を思い出した。

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モンドヴィーノ  07:04 PM | コメント (0)
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October 20, 2005

mond1020.jpg『少林サッカー』などで知られるクロックワークスの酒匂社長とカフェグルーヴ浜田社長と今回のモンドヴィーノ担当永留氏と恵比寿のイタリアアンレストラン「カルチェ」でルイ・ジャドという白ワインを飲ませていただく。

みんながコルクの匂いを嗅いでいるので僕もマネして嗅いでみる。みんなのマネをして「いい香りだなぁ」などと言ってみるのだが風邪気味で鼻が詰まり気味というのもあるのだが、あまりわからない。ソムリエの人は鼻が詰まっているときは、どうしているのだろう。

葡萄の房をかぶった顔(表現あっているのかわからないが…)のマークを見て、僕は思い出したことがある。恐らくこのワインはホワイトマンNo.11ボッチャマンの家で飲んだことがある。ボッチャマンとはフィラデルフィアに住む家具デザイナーでワイン通なのだ。以前、僕は、カメラマンのNo.7かめら〜まんと彼の家に遊びに行き、ボーッとワインばかりを飲む日々を堪能していたことがある。僕がワインを好み始めたのはこれがきっかけかもしれない。味もわからないのに次々にボトルが空いていくのであった。

ある朝、ボッチャマンは
「今日、僕、ギャラリーに行かなくちゃいけないんで勝手に飲んでいてください。白ワインを冷やしておきましたから…」
とあまりに飲み続けては、眠り続ける2人に彼はあきれたように出掛けて行った。僕らは起きたばかりで、借りていたバスローブをはおったまま冷蔵庫から白ワインのコルクを抜き、
「おはよう。世は極楽じゃのぉ」と貴族気取りで乾杯し、また一日が始まった。

お互い、そのワインを口に含んだとき表情が変わった。正直、酸っぱいのである。でも高いワインを飲んだことがないから、味がわからないだけなのかもしれない。僕はかめら〜まんの一言を待った。しかし、かめら〜まんからの一言はなく、彼も僕をじっと見つめている。そういえばかめら〜まんは僕のような初心者よりはワインの知識はあるものの、初級者レベルである。お互いワイングラスを持ったまま、にらみ合った。沈黙に耐えきれず、
「や、やっぱり僕は赤が好きだなぁ」
「そ、そうだよねぇ」
と白ワインにコルクをして冷蔵庫に戻し、赤ワインをラックに取りに行くのであった。

昼過ぎに戻ってきたボッチャマンが口に含み、すぐに吐き出した。
「うわっ、これ保存状態最悪。これじゃビネガーだ〜」
と吐き出して言った。
「やっぱり〜」
僕はかめら〜まんとホッとするのであった。ちなみにその4日間で僕とかめら〜まんは、ボッチャマンの家のワインを30本以上、飲んだそうである。以来、ボッチャマンはワインを隠すようになった。もちろん、恵比寿のカルチェで飲んだルイ・ジャドはお料理に合う最高のワインだった。

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モンドヴィーノ  11:36 PM | コメント (0)
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October 18, 2005

10年近く前。田崎眞也氏がソムリエコンクールで優勝し、『失楽園』のラストシーンにシャトーマルゴーが出てきた頃は、ワインにこだわった酒屋も今ほど多くなかった。

そんな中で、恵比寿ガーデンプレイスのワインショップ「PARTY」は貴重な店だった。なにしろ各銘柄を解説したポップが当時から充実していたからだ。

ぼくの仕事である雑誌編集とは、毎月毎月違う話題のページを作るという、多くの分野にわたって「つまみ食い」する仕事。そんな「広く浅く」の人間にとっては、こうした店のポップはたいへん貴重な情報である。CDショップでも、気がつくと試聴しないで読んでばっかり。ジャケ買いならぬ、ポップ買いも多い。

PARTYの店頭で、ポップの微妙な言い回しと値段とラベルデザインなどを比べながら買い物を決めていく作業はとても楽しい。売上ベスト10もチェックするといいかも。ついでに、お隣の店ではロブションのパンも売ってる。

また、ガーデンプレイス内には「アールギャズ」というワインと水のバーもある。ロの字型のカウンター中心はワインセラーのタワーが聳え、ソファに座りながらワインが楽しめる。昼間はガラス天井から日が差し込んで気持ちがいい。広々しているから子連れでも気にならず、週末は子どもにジュースを飲ませ、夫婦でゆっくりワインを楽しむ姿もよく見かける。

ところで、ガーデンプレイスは渋谷区か目黒区か、ご存知か? 地図を見るとちょうど区界にあって、敷地内のマンションや恵比寿三越の上を区境線が分断している。謎だなぁ。この謎については散歩の達人12月号をご参照くださいまし。

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::写真のワインはPARTYの売れ筋ベスト10からの4本。左からレゼルヴ・ベルトミュー・シャルドネ(仏)、ランバルディエ・トラディションメルロー(仏)、コノスル・オーガニック(チリ)。この頃はピノノワールばっかり飲んでたので、少々違うもので。どれも2,000円前後。一番右はイタリアヴェネトのスパークリング。

mond1018_2.jpg::アールギャズのセラー塔

(山口)

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モンドヴィーノ  03:38 PM | コメント (0)
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October 17, 2005

野郎集団で洒落たフレンチを食べに行ったっていいじゃないか。

ということで企画されたのが、先週末に行なわれた「押忍!仏蓮血男塾」である! 幹事はマガジンハウスのW君。今月1日発売の「BRUTUS」ワイン特集を担当した編集者だ。他の参加メンバーも編集者ばかりで計6名。こういうと業界くさいが、もう10年近い付き合いになる友人グループなのである。

「ブケム」と名のついた出版関係者のなかよし集団で、全員で15人くらいかな。女性ももちろんいるが、そういや男だけで集まったことないよね、ってことだったのだ。

場所は恵比寿の某フレンチレストラン。さすがはW君だけあって、まだ知る人の少ない超穴場ながら、シェフは業界で知らない人はモグリという一流という店だ。

メニューはない。その日仕入れたもので、コース料理がどんどん出てくる。前菜もメインもフレンチにありがちな繊細な盛り付けではなく、お皿にどっさり盛られている。さすが男塾フレンチ! 当日は鴨料理が中心。ロースト肉の香ばしさやチーズのようなスナギモを思い出すだけで、幸せな気持ちになる。

着飾ってハレの食事を楽しむ客の中で、我々は確実に浮いていた。やっぱり上品とは言いがたいノリだったのだが(店にはほんと申し訳ないス)、いやはや楽しかった。女性がいる席ではしないだろうという話題(猥談とは限らない)で当然盛り上がり、いつものブケムとは違う新鮮味があった。

先に書いたようにぼくらは同じ業界の人間なのだが、いわゆる仕事関係な雰囲気ではまるでない。30半ばになっても、やっぱり野郎ばかりではしゃいでしまう時間はとっても大切だと思う。
 
我々はこれを機に、男塾を続けようと誓い合ったのである。次回、男塾は伊汰裏暗男塾なのか、茶異煮胃頭男塾なのかはわからない。

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::そんなわけで某フレンチレストランで空けたワインはシャンパンを含めて6本。写真右から2本目と3本目は、白のオーガニックワインで、農薬などは一切使われておらず、葡萄の管理も手で虫をよける程度なのだという。「土地」を感じさせる、ワイルドな強い味わいだった。またスパークリングではないが、瓶を開けてしばらくは微発泡している。

(山口)

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モンドヴィーノ  08:07 PM | コメント (1)
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October 16, 2005

「散歩の達人」編集部山口氏と「カワイイ」編集部宮川氏と恵比寿でワインの店を梯子する。1件目は恵比寿西口のエビスストアの中にある渋い立ち飲みワインバー。壁におすすめワインが書かれている。「ロバートパーカーおすすめの…」の文字を発見。映画『モンドヴィーノ』の中で悪役のように登場するワイン評論家「ロバートパーカー」である。

mond1016_1.jpg決して悪い人ではないとは思うのだが、ドキュメンタリーで悪役に映るというのは、映像の編集がいかに恐ろしいかを物語っている。とはいえ彼のワイン批評によって、そのワインは世界中の売上があがるのだから影響力があることは確かである。我々も、まんまとその文字に釣られて頼んでいるわけなのだから。とにかくロバートパーカーおすすめのフランス白ワイン「MAGE」をボトルで頼む。

mond1016_2.jpg宮川氏は、「主婦の友」→「S-カワイイ」→「カワイイ」と様々な世代の女性向け雑誌を渡り歩いた編集者である。しかし、そんな経歴とは関係なく、彼女が最も得意とするのは『スター・ウォーズ』。今回のスターウォーズも何と5回も見ているそうだ。そんなスター・ウォーズマニアっぷりの話題についていける山口氏はさすがである。イシコは相変わらず、「へぇ〜」とか「ほぉ〜」とか言いながら、1人でぐいぐいワインを飲み干していくのであった。

ボトルを1本開けた後、「イーネ イーネ」というクレージーケンバンドの声が聞こえそうな名前のワインの店へ移動する。イシコはすっかり酔っぱらってしまい、銘柄を確認せず、とにかくオーストラリアのオーガニックの赤ワインを頼む。イシコは使い物にならないので写真は宮川氏に撮っていただく。男性2人と女性1人で飲むと必ず女性に対して彼氏の話になるのは何故だろう。これは人数の問題ではないのかもしれないが、イシコの場合、気が弱いせいか男性1人、女性1人で飲みに行くとそういう話ができないという卑怯者なのである。山口氏を盾に急速におじさん化していくイシコであった。

(イシコ)

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モンドヴィーノ  11:40 PM | コメント (0)
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October 13, 2005

映画『モンドヴィーノ』を見ていて、気になったのは犬だ。いつも犬が出てくる。監督は犬好きなのか? それともワイン醸造所では犬が飼われるものなのか?

というのは、ウイスキーの蒸留所では、かつて猫を買う習慣があったからだ。原料となる穀類をネズミから守るためで、そのまんま「ウイスキーキャット」と呼ばれる。スコットランドのグレンタレット蒸留所にいたタウザーという猫は、中でも有名。87年に他界しているが、確か現地には銅像が建っているのではなかったか。

タウザーは1961年生まれで、23歳まで生きた。その間に捕ったネズミの数は2万8899匹。3万匹近い! ギネスにも認定されている記録なのだ。

ワイン醸造所の犬の話って何かないのか、今度ワインバーで聞いてみよう。

話のついでに店を紹介しておくと、西荻窪駅の南口に柳小路と呼ばれる横丁がある。そこにあるのはその名も「タウザー」というバー。天井が高く、横丁の店とは思えない開放感が気持ちいい。やさぐれた酒場の横に、シャキーンとした正統派バーがあるのも面白い。

そしてその同じ横丁に、ワインバー「Le Matin」がある。若い女性が1人で切り盛りしており、洒落た雰囲気で居心地がいい。グラスワインも多く、ワインを知らずとも正直に希望を言えば、優しい笑顔とともに好みのワインを出してくれる。個人的には都内屈指のワインバーだと思っている。近所や沿線だったら絶対通うね。彼女に従えば、きっといっぱしのワイン通になれちゃう、そんな頼りがいがある感じもいい。

mond1013.jpg写真は、文章とはぜんぜん関係ないけど、たまに飲む「赤」のスパークリングワイン「イエローグレン・レッド」。オーストラリア産。飲んだことない人は是非ぜひおすすめ。その甘酸っぱい味わいは、かなり新鮮に感じると思う。江古田にあるアサヒヤワインセラーで購入。

(山口)

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モンドヴィーノ  10:23 PM | コメント (0)
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October 12, 2005

散歩の達人編集部の山口です。気がついたら、イシコさんばかりに書かせてしまってすみません。いやはや、ワインは飲んでいるだけどね。

mond1012.jpgこの企画第一発目は恵比寿にあるワインバー&ビストロ『寓』。知ってる店ではなかったのだが、なんとなく入ってしまった。写真にあるのはメニュー。

一発目なんだから少々勉強、と思ってグラスワインばかり頼んでいたらお勘定がとんでもないことになってしまったが、注文のたびに店のソムリエさんが優しく解説してくれたので楽しかった。そのときにちょっと聞いた話。

ワインをサーブする前、客にコルクを嗅がせたり、試飲させたりするけれど、やっぱりこのワインやめます、なんて客はいるのか? 店の人によると、年に一人くらいはいるらしい。確かに劣化していないか確かめる作業ではあるのだが「やっぱりやめた」はきつい(その場合、ワインが劣化しているときを除いて客に引き取ってもらうことが多い)。そういうことがないように、注文を受ける際もソムリエはワインの味についてきちんと説明するのである。だから試飲のときに「うーん、うーん」と客が唸ってたりすると、店の人は緊張するという。かといって、「おいしいね」なんて言われると「腰砕け」なのだそうだ。

それにしても客側のこっちだって、試飲するときは緊張する。あの沈黙ってやーね。店にも一緒にいる同行者にも、「お前わかんのか?」って思われてるような引け目感じる。

一生に一度くらい、堂々と「やっぱりこのワインじゃだめだ」って断ってみるか?

(山口)

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モンドヴィーノ  11:29 PM | コメント (0)
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October 11, 2005

四谷で本のミーティングで、かなりへこんでしまう。イシコのさぼり癖が理由で責められるのはいつものことだが、それよりイシコがホワイトマンで何をしたいかに答えられなかったことがショックだったのである。1杯、ワインを飲んでから帰ろうと思い、今回の監修というか相談役というか飲み仲間というか、とにかく「散歩の達人」山口氏に電話をする。「忙しいっすかぁ? 今、四谷なんですが、ワイン飲みませんかぁ?」入稿間近で忙しいのはわかっていたのだが呼び出してしまった。

mond1011.jpg新宿御苑カルフォルニアワインの専門店「NAPA」に連れて行ってもらう。映画『モンドヴィーノ』にも登場するモンダヴィ一族の赤ワインを飲みながら、いろいろな話を聞いてもらう。

::ロバート・モンダヴィ・ウッドリッジ・カベルネ・ソーヴィニヨン「NAPA」でいくらだったかなぁ。3000円くらいだったと思う。


「僕は、ホワイトマンで何がしたいんでしょうね?」と聞くと「無責任なことは言えないけど、わからないままの方がいいんだと思いますよ。僕はホワイトマンって何?って聞かれると決まって、「さっぱりわかんない。でも、面白いんだよ」って答えてるもん。多分、ホワイトマンが何って説明できるようになってしまったら、それはプロジェクトの終わりなんだと思いますよ」と言った。

確かにホワイトマンは、誰もが知っているホワイトマンなのだが、誰も判らないホワイトマンでありたいという何とも矛盾した目標を僕は持っている。ホワイトマンプロジェクトが2007年に終わったときに「ホワイトマンとは何だったのか」を評論家や様々な業界の人達が集って議論になるそんなプロジェクトでいたかったのである。何だか一気に元気がわいた。そして、いつのまにかボトルが開いていた。同じロバート・モンダヴィ・ウッドブリッジの白ワインに変え、どんどん気持ちよくなっていくイシコであった。しかし、このときイシコは気がついていなかった。本の企画の解決になったわけではないと。

(イシコ)

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モンドヴィーノ  01:04 PM | コメント (2)
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カコキジ!
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