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白帯ちゃん:自らは攻めに出てはいけないという「空手に先手なし」の精神を貫く義龍の生き方、八木先生から見てどう思いますか?

八木先生:決して自分から攻めようとしない義龍に子供が「強いくせに、どうして戦わないんだ!」と言うシーンがありますよね。
そこまで教えを守り通す義龍は馬鹿正直だなと思うけれど、すごく共感できるところもあるんです。
生き方として、僕と義龍とは似ているところも多いかもしれませんね。
どんなに辛い思いをしても教えを守っていくのが正しいことなのか、空手以外にも生きていく道があるんじゃないか・・・などと考えながら、それでも空手をやらなければいけない・・・。
そんな葛藤が義龍にはありますよね。

でも、そう思う一方で“攻めて勝つ”という大観の気持ちも分かるんですよ。
学生時代の僕は“強くなりたいから” という理由で空手をやっていましたし。
自分の強さを知るために、大会に出てルール内でそれを知ろうとする人もいるし、町で喧嘩をして自分の強さを試そうとする人もいる。
そういう人たちの気持ちもとてもよく分かるので、僕にとっては大観と義龍2人でひとつのような気がしますね。
白帯ちゃん:義龍と大観は己をみつめあうライバルみたいなものなんですね・・・。
八木先生:そう!空手は人生の修行みたいなものだと思うんですね。だから、空手の技以外のところでも、そういう見方ができるのがこの映画の良いところだと思いますよ。白帯ちゃんがそういう発見をしてくれたと分かって嬉しいです(笑)。
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