6月3日から開催されていたショートショートフィルムフェスティバル2004。
6日間にわたる東京会場のクロージングの日に、お邪魔させてもらうことに。今年のいちばんの目玉でもあるソフィア・コッポラ監督作品が上映されるということもあり、平日の昼間にも関わらず開場前には長い列が…。
『リック・ザ・スター』というソフィアの作品は、思春期の女の子の置かれた複雑で意地悪な人間関係が描かれており、学生時代を思い起こさせられ、思わずゾッとしてみたり…。そして、笑いあり涙ありの全10作品が上映され、プログラム上映後には『DEEP SILENCE』の監督Gustavo Lozaによるティーチインが行われました。観客から直接質問をするという貴重な機会も用意されていて、映画を観るだけでない楽しみ方を体験し、リピーターが多いSSFFの人気の高さを改めて実感させられたのでした。
そして迎えたクロージングセレモニー。
ここでは今回エントリーされた作品に対しての各賞の発表が行われた。各賞受賞者は以下。
★インターナショナルコンペティション部門
◆ ショートショートアワード 『恵まれない子供達の為に』Terje Rangnes
◆ 審査員賞 『ダイブ』Sirin Eide
◆ 審査員奨励賞『頭の無い男』Juan Solanas
◆ 観客賞『深い沈黙』Gustavo Loza
◆ TFS学生審査員アワード 『マジシャンの猟犬』Sara Johnsen
★ナショナルコンペティション部門
◆ スーパードライアワード 『ZERO』Hiroyuki Nakao
◆ 審査員賞『ラスト・キャプティブ』Naoko Tajima/『ZERO』Hiroyuki Nakao
◆ 審査員奨励賞賞 『三角分岐点』Yuki Saito
◆ 観客賞『三角分岐点』Yuki Saito
◆ TFS学生審査員アワード 『ZERO』Hiroyuki Nakao
去年は観客として観に来て、今回は出品する側として参加でき、しかも3つも賞をいただいてしまって本当に嬉しく思います。お客さんの反応がダイレクトに伝わるSSFFはとても成功していると思います。今後はショートフィルムも撮り、長編にも挑戦していきたいです。by Hiroyuki Nakao
長編を撮るためにこの映画にお金の全部をつぎ込みました。本当は3人の話がもっと複雑に絡み合い、より感動的なストーリーになっています。この作品の長編企画のスポンサーを大募集しております!by Yuki Saito
この作品は過去5つの賞を受けているのですが、こんなに大きなフェスティバルで賞を頂いたということを本当に売れいく思います。2ヵ月後には新作の撮影に入ります。今度も子供が主役で、子供の“EVIL”な部分を思い出す作品になると重います。by Terje Rangnes
最後にとっても忙しそうなショートショートフィルムフェスティバルを設立し、ここまで大きなフェスティバルとして成長させた別所哲也さんにお話を伺うことに…「これから地方に回っていきますし、来年は愛知万博での公開も決まりました。Lucky7の7年目ですので、さらにパワーアップして世界とアジアが結集した映画祭になるようがんばって行きます。また、今年の東京国際映画祭に向けてショートショートアジアフィルムフェスティバルも開催予定です。現在作品を募集しておりますので、ぜひ応援してください!」
別所さん曰く、「短い中にでっかい宇宙が入っている、小っちゃいのにでっかい世界が脈打っている」ショートフィルムの世界。今後、全国6都市を回り、10月には東京国際でのアジア版、愛知万博での開催など勢いを増すSSFFに今後も大注目だ!