
::中田市長(中央)とゲストたち
連日の晴天にもめぐまれ、大好評のうちに終了したフランス映画祭横浜2005。全18作品の上映に加え、短編映画特集やシンポジウムなどのイベントも盛り上がりを見せた4日間の模様をフォトレポートでふり返ります。まずは第1弾として、ゲストにオダギリジョーさんもかけつけた華やかなオープニング・セレモニー編をお届けします。
 | フローラン・ダバディ氏の司会で始まったセレモニーでは、真っ先に紹介された団長のコスタ・ガヴラス監督が開幕のスピーチをした。「(フランス映画祭団長の)打診があったとき、“日本”ということですぐに引き受けました。苦手なスピーチをたくさんしなければいけないとは知りませんでしたが(笑)」。 |
また、カンヌ映画祭アーティスティック・ディレクターにしてリュミエール研究所会長でもあるティエリー・フレモー氏は、横浜のシネマテーク開設を記念してリュミエール兄弟による初期の貴重なフィルムをコメントつきで上映した。 ::フィルム缶を手にするティエリー・フレモー氏。中には日本の光景を収めたフィルムも。 |  |
続いて開催地である横浜市長の中田宏氏も登場し、今後の映画祭の拡大やシネマテークの開設について意欲的に語った。「日本とフランスの両国がお互いの文化を尊敬し、高めあっていくことができればと思います」。

::中田宏横浜市長
そして今宵のスペシャル・ゲスト、オダギリジョーさんが赤い帽子とサングラスのスタイリッシュなファッションで現れると客席からは大きな拍手が。レッドカーペットの階段に座り、リラックスしたムードの中で司会の2人との映画トークがスタートした。鈴木清順監督の『オペレッタ狸御殿』で5月のカンヌ映画祭に参加したオダギリさんは「今年のカンヌでは20本ぐらい(映画を)観ました。これだけの映画を観られる機会は重要だと思います」と思い出話を披露した。オダギリさんにとって映画とは役者として関わるものと、ひとりの人間として観るものとの2種類があるという。映画祭という場については「撮影現場ではつらいこともありますが、観客の方がそれを受けいれ、作り手を尊敬してくれるのが嬉しい」と語った。また、帰国前にパリにも滞在したそうで「フランス人は(芸術に対する)皆の意識が高い」と絶賛した。


いよいよ終盤、招待作品のキャスト・スタッフが次々に舞台袖から登場すると会場は一気に華やかな熱気に包まれた。


::(左)アルノー・デプレシャン監督作品でお馴染みのエマニュエル・ドゥヴォス
(右)ジャック・ドゥミ&アニエス・ヴァルダ監督夫妻の息子マチュー・ドゥミ。今回は自身の短編映画に加え、父親であるジャック・ドゥミ監督の特別上映作品『ロバと王女』のデジタル修復にも監修で参加した。

::(手前から)ラデュ・ミヘイレアニュ監督(『行け、生きろ、生まれ変われ』)、コスタ・ガヴラス監督、シラク・M・サバハ(『行け、生きろ、生まれ変われ』出演)
最後はオダギリジョーさんも再登場し、ステージ上の全員にワールドカップ日本代表チームのタオルが配られ、ゲストたちは首にかけたり頭に巻いたり(!)とそれぞれのお洒落(?)を楽しんでいた。

::タオルをターバンのように巻いた個性的なスタイルで目立っていたシラク・M・サバハ(左)とオダギリジョー(右)
セレモニー終了後には、エマニュエル・ドゥヴォス(『髭を剃る男』)、ファニー・ヴァレット(『リトル・エルサレム』)アミラ・カサール(『描くべきか、愛を交わすべきか』)の3人の女優も交えたフォトセッションが行われ、現在の日仏の映画界を代表する面々が集合した1枚となった。

::(左から)ファニー・ヴァレット、オダギリジョー、アミラ・カサール、エマニュエル・ドゥヴォス、コスタ・ガヴラス監督