[cinemacafe.net BACKNUMBER] バックナンバー




May 20, 2004
5月20日(木)

今日上映予定だったキムタク出演『2046』が編集に間に合わなかったらしく、急遽上映中止。上映は夜のソワレのみとなってしまった! オレはこれ見て帰国する予定だったのにかなり残念!なので昼メシ食べてからチェックアウトして帰国!

(KANAI)

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May 19, 2004
5月19日(水)

カンヌ8日目。
午前中、リッツカールトンホテルでミーティング。その後、試写で金城武、アンディ・ラウ、チャン・ツィイー出演の『LOVERS』を観る。なんか1週間もアート系作品ばっかり見てるとホント、ハリウッド系大作を見たくなるんですよ!やっぱ何も考えずに単純に楽しめるってのがいいですね。この『LOVERS』もまさにそのタイプの映画。特に金城はいい! 初めは酔っぱらった演技とかが変だけど、中盤からラストに向かってはハンパじゃなく強い! しかもテンポもいい! こりゃ必ず当たると見たね。夜はクロックワークスメンバーとまた中華。

(KANAI)

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May 18, 2004
最終日

朝からミーティング、このミーティングをもって概ねカンヌでのビジネスは終了。とても実り多い一週間となった。明日からアムステルダムに入り、某メーカーとのミーティング。前回の世界横断出張の続きに入る。

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臨時上映となったXAN CASSAVETES監督の『Z CHANNEL』を観る。すぐ目の前に今回の審査委員長であるクエンティン・タランティーノとソフィア・コッポラ、そしてローマン・コッポラも観ていた。Z CHANNELは全米初の映画専門のケーブルチャンネル、HBOなどに負ける前に立ち上がった専門局のドキュメンタリーだ。世界の優れた映画作品を掘り起こしたこのチャンネルに感化されたのが今の映画人たち。クエンティン・タランティーノも熱い思いをコメントしているし、ジム・ジャームッシュらのインタビュー映像も入っている。作品自体はドキュメンタリー形式のこの作品は『くたばれ!ハリウッド』を彷彿とさせるスタイルだが、とても面白い映画だった。鑑賞後、ファントムフィルムの小西さんと井上さんら
がソフィアとローマンに挨拶をしていた。とても気さくなコッポラ家の二人だった。

パレスの中のインターネットカフェにてメールをチェックした後に、ゆっくりとカンヌ最後のランチ。午後もまったりと市内を歩き、散策する。思えばこの一週間は素晴らしい天候に恵まれている、この街には雨が似合わないんだろうなぁっと快晴続きで忘れていた浜田的な不安要素を思い出す。そんな不安要素を全く感じさせないぐらい、燦々と晴れた太陽は限りなく永遠にその場を離れないような気がした。

カンヌ最後の映画はコーエン兄弟の『レディー・キラー』のマチネを鑑賞。コーエン兄弟の何が好きって、南部をロケーションしてくれていること。懐かしいミシシッピ訛りの英語が耳に心地良い。映画もとてもオススメだ。

夜は叶井さんと小西さんらと中華を食べる。気付いたら後ろの席にM・ムーアが食事していた。トレードマークのキャップも被っており、どこから観てもM・ムーアが餃子を食っている状態。(笑)こういう何気ない日常に世界の映画人がいるところがカンヌらしい。

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(HAMADA)

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5月18日(火)

カンヌ7日目。
マジで疲れ気味。上映されてる面白い映画はだいたい買われてるし、逆に誰も買ってない作品はマジでつまらん。なのでまだ完成してないこれから製作される作品情報をかたっぱしから集めることにした。というかこの作業は初日からやってるんだけどね。ワーナーの買い付け担当者とランチ。その後、試写で戦争版ブレア・ウィッチ・プロジェクト「セプテンバー・テープ」という作品を観る。9・11に世界貿易センタービルに突っ込んだ飛行機から最後の電話をもらった男がなぜ自分の彼女は死んだのかを確かめに単身、アフガニスタンに行く。が、途中で行方不明となり、見つかったのがこのビデオってことで映画が上映される。
ところが臨場感ある映像でそれなりに迫力はあるけど、もろヤラセってのがバレバレで見てて思わず笑ってしまうほど。だって通訳の男もいきなり殺されるしさ。しかもこの主人公の男、アフガニスタンに行くのはいいがブルガリの時計してちゃダメでしょ! 夜、カフェグルーヴ浜田氏たちが明日帰国することになり、カンヌ最後の中華。

(KANAI)

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May 17, 2004
6日目

あまりにも巨大なカンヌ映画祭を毎日追いかけていく為には、毎日発行される雑誌を読むのが手っ取り早い。Variety誌、Hollywood Reporters誌、Screen誌、Canne Market誌が主要どころで、ニュース系の雑誌には、カンヌで発表されたプロダクションのニュースなどが載っている。日本からも以前エンターテインメントファーム社がワールドワイドにスタンス表明したり、また叶井さんのファントムも会社設立のアナウンスなどをしていた。また市況系の雑誌には、作品の売れ行き状況などが逐次リポートされる。バイヤーじゃなくても、売れ行きが白熱している作品などは思わず見に行かなければなぁという気分になったりと、とても有益な情報源となる。とはいえ、毎日発行される雑誌数がハンパじゃないので、keep upするにはとても大変なんだけどね。

今回のヘッドニュースで多く取り上げられていたのが、アジア映画の躍進。韓国の映画産業は非常に伸びているし、コンペに出品されている『オールドボーイ』も評判がすこぶる良い。もはや完全に市民権を得た形となったのが韓国映画だが、一ファンとしてとても嬉しい。それにしても官民が一体化して映画産業を盛り上げていく姿は圧巻だ。今度、韓国に行った際にはこのブログでもリポートしたいと思う。日本勢も負けてはいない、是枝監督の作品は海外の取材班に聞いても高評価を得ているし、ヨーロッパということもあってか、日本映画ファンも非常に多い。まだまだ国内産業のバリューとしては僅か3%程度の日本映画産業も、これからひとつの主要産業としての広がりを目指すべく、私たち世代が頑張りたいなと心から思う次第。ジャーナルを読んでいると、そんな前向きな気分になる。

さて、せっかくなのでルミエールで行われるマチネ(昼上映:良く舞台などで使われる言葉)にM・ムーアの話題作『華氏911』を鑑賞しに行く。マチネはソワレ(夜上映)と違い、タキシード着用は義務づけられていないがFORMAL DRESSREQUIREDとなっている、なのでジャケットを着用していくが、並んでいる人の中にはジーンズ姿の人もいる。この辺はちょっと適当なカンヌである。映画自体は久しぶりのムーア節をしっかりと堪能。政治的な主観で描いている作品であることはもちろんだけど、表現出来る喜びがスクリーンから溢れている感じ。ムーア自身の露出があまりないのが残念だったが、今年の合衆国大統領選にも向けてヒートアップする作品であることは間違いない。ディズニーの配給取りやめ決定以降、ミラマックスが配給権を他に転売する噂など、この問題作に纏わる話は枚挙に暇がないが、日本公開が楽しみである。日本はあの会社連合が買っているので、面白い宣伝となることであろう。お楽しみに。

夜はタキシードをせっかく持参したということで(笑)、ソワレに参加。作品は、カンヌの常連である洪尚秀(ホン・サンス)監督の『女は男の未来だ』というコンペ作。青春を描いたのんびりとゆるゆるとした作品。ちょうど後ろの席が監督と主演陣の席だった。

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それにしてもレッドカーペットは圧巻である。ソワレのチケットには「この券の使用を持って、あなたが写真を撮られたり、放映されることの一切を許諾する」と肖像権の破棄がかかれており、その言葉通りテレビカメラがクレーンで撮影しているのだ。中継は劇場内のスクリーンにシンクロして写されており、演出方法が上手い。この為にオシャレをしてきているフランス人など、映画をオシャレして観る文化というのはとても素敵だなと思う。今度、シネマカフェでもオシャレをして映画を観るイベントをしたいね。小粋で少しスノッブだけど、忘れられない瞬間を演出するために・・・。

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(HAMADA)

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5月17日(月)

カンヌ6日目。
そろそろ飽きてくるが、今のところ買い付けする作品が見当たらない。周りの日本人バイヤーはガンガン買いまくり! なのでこっちも焦ってくるっつーの! というか、今回のカンヌ映画祭で他の配給会社の動きを見ていると、信じられない金額で買っている。例えば韓国映画のある作品なんかバジェット(製作費)と同じくらいの金額で日本のライツ権を買うってことも実際にあったりして、ますます世界のバイヤー、主にアジア系のセールスカンパニーから日本の配給会社はいいカモと思われるかもしれない。というかそのために今後も値段が高騰してくるんじゃないの? ますます買えなくなるっつーの! 夜はツタヤカルチャーメンバーとインドカレー。

(KANAI)

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May 16, 2004
5日目

叶井さんが勧めていた、今度は8歳の女の子が日本にやってきてクラブ働きされるストーリーのドイツ版『ロスト・イン・トランスレーション』!を見に行く。“THE STRATOSPHERE GIRL”というのがタイトル。内容を観たら、あなた!8歳じゃなくて15歳じゃないですか!?(笑)オールジャパンロケということもあって、映画よりも「あ、ここ渋谷だ」と地名当てクイズを織り交ぜて鑑賞。そういう意味では実に楽しめた。日本の会社が購入しているようなので、どこかで観られると思います。ダイレクトでパッケージかな。それでも、ある意味、楽しめます。

今日は日曜日ということもあって、することもないかなーと思いつつ、隣街のモナコにでも行こうということになるが、ミーティングが入ってしまってので、敢えなく断念。そういえば、来週の日曜日はモナコグランプリだ!佐藤琢磨はどうかなー。現地でF1を観たい〜といいつつも、日曜日に日本着なので無理なんだけど。

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ミーティング後に、砂浜でやっていたステラ(ビール会社)スポンサードの上映会に参加。ビーチにリクライニングチェアーをひいて楽しむ粋なスタイル。隣のフランス人のおばちゃんととても仲良くなり、話し込む。端整な顔立ちの息子二人はモナコでセレブのボディーガードをしているとのことで、セレブトークに花
が咲く。気付いたら映画がスタート、何が上映されるか知らないで座っていたんだけど、『ドーン・オブ・ザ・デッド』だった。久しぶりのハリウッド映画をなかなか楽しむ。このよく分からない展開とノリノリな音楽がいい。最近はゾンビ映画の王様、George A. Romeroへのオマージュ作品が多いよね。この映画もリメイクだし。昔、バースから来たイギリス人の友人がロメロファンだったことを思い出す。それにしても、砂浜の映画鑑賞は素敵だ。そしてステラが美味!

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(HAMADA)

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5月16日(日)

カンヌ5日目。
朝から試写。ドイツ映画で『ロスト・イン・トランスレーション』のパクリ映画を発見! 15才の女の子がマンガ家を目指して東京に行くが、 お金がなくなり、新橋のキャバクラでバイトを始める。で、そこで同僚の行方不明事件が発覚! 単独で犯人探しをマンガで推理するが、逆に犯人の一味にその マンガの才能を見いだされ、何故か東京でマンガ家としてメジャーデビューが決まってハッピーエンド! ちなみに行方不明になった同僚の女の子は実は犯人と思われる男の愛人になって一緒に暮らしていたという信じられないオチ! 全編新橋と渋谷ロケのトンデモ映画! いまだに間違った日本の文化が随所にあるので、もっと事前に研究しとけ! とツッコミを入れたくなる作品。ちなみにどっかのビデオメーカーが買ったのでその内日本でも観れます。その後、博報堂とランチで打ち合わせ。夜はフジテレビ映画買い付けメンバーと『ロスト・イン・トランスレーション』の打ち上げ。

(KANAI)

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カコキジ!
May 17, 2004 5月17日(月)
May 16, 2004 5日目
May 16, 2004 5月16日(日)
May 15, 2004 5月15日(土)
May 15, 2004 4日目
May 14, 2004 3日目
May 14, 2004 5月14日(金)
May 13, 2004 カンヌ映画祭:2日目
May 13, 2004 5月13日(木)
May 12, 2004 カンヌ映画祭:初日
May 12, 2004 5月12日(水)
May 12, 2004 成田→フランクフルト→カンヌへ
May 11, 2004 5月11日(火)