
::(左から)斎藤龍氏、ベルナール・ド・モンフェラン氏、ティエリー・フレモー氏、コスタ=ガヴラス監督、マルガレート・メネゴーズ氏
いよいよ始まったフランス映画祭横浜2005。16日のオープニングセレモニーに先立ち、港区のフランス大使館にて記者会見が行われ、本年度のフランス代表団団長をつとめるコスタ=ガヴラス監督、駐日フランス大使のベルナール・ド・モンフェラン氏、マルガレート・メネゴーズ氏(ユニフランス会長)、公務のため欠席となった中田宏市長の代理として斎藤龍氏(横浜市芸術文化振興財団理事長)、そしてカンヌ映画祭ディレクターでもあるティエリー・フレモー氏の計5名が出席した。

6月は梅雨の季節とあって、この日は生憎の雨模様。しかし壇上にゲストが登場すると、会見場となった大使館の一室もどことなく華やかな雰囲気に包まれた。本年度、フランスから来日する総勢100名のゲスト団を率いるのは『戒厳令』や『ミッシング』などの政治映画で知られ、今回の映画祭のオープニングで『斧』が上映されるコスタ=ガヴラス監督だ。今年はガヴラス監督の監督人生40周年目にあたり、またフランスに移住してから50周年という記念すべき年だと言う。フランスの映画学校で日本映画と出会ったというガヴラス監督だが、最近心に残った日本映画には『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』の2本を挙げた。


::(左)団長のコスタ=ガヴラス監督、(右)マルガレート・メネゴーズ氏
13回目をむかえる今年は「より若く、一般の方々に観てもらいたい」とのことからメイン会場であるパシフィコ横浜のほかに、109シネマズMM横浜、ワーナー・マイカル・シネマズ みなとみらいの2館がサブ会場として加わった。「日本には十分な映画館がない」という現状が少しでも改善されるきっかけとなるかもしれない。

::会見終了後、インタビューに応じるガヴラス監督
18本のラインナップについてユニフランス代表のマルガレート・メネゴーズ氏は「前衛的なものから娯楽作品まで、フランス映画の多様性を示すものになったと思います」とコメントした。このうち4本が、ティエリー・フレモー氏がアーティスティック・ディレクターをつとめた先のカンヌ映画祭にて上映されている。
 | ::ティエリー・フレモー氏(カンヌ映画祭ディレクター/リュミエール研究所会長) |
今年から横浜ではフランス映画祭の開催される6月を「フランス月間」とし、横浜美術館でのルーヴル美術館展や、フランス料理のフェアなどを行っている。また、過去のフランス映画祭での上映作すべてが観られるシネマテークが横浜に設立されるという。このような試みについてガヴラス監督は「映画によってそれぞれの国のアイデンティティを次世代に伝えていきたい」と語った。


::ロビーではオードブルやドリンクがふるまわれました
期間中は映画の上映だけでなく、ワークショップや関連イベント、大学でのシンポジウムなども行われる。セミナーでは問題となっている海賊版に対する意見交換の場も設けたいとのことなのでぜひ足を運んでみて欲しい。

::記者と意見を交わすガヴラス監督
「フランス映画祭横浜2005」
来日ゲスト:コスタ・ガヴラス、セドリック・クラピッシュほか(予定)
上映作品:『斧』『ロシアン・ドールズ』『レミング』『ルパン』ほか
主催:ユニフランス・フィルム・インターナショナル/フランス映画祭実行委員会/フランス映画祭横浜受入委員会
開催情報:6/15(水)〜6/19(日)までパシフィコ横浜(メイン会場)ほか109シネマズMM横浜、ワーナー・マイカル・シネマズ みなとみらいにて開催