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May 06, 2005
審査員紹介4:中島信也

outline_face_03[1].gif今回はCMディレクターの中島信也氏を紹介します。



中島信也氏は、「日清カップヌードル“hungry?”」で「カンヌ国際CGフェスティバル」グランプリを受賞したことで知られます。90年代に放送されたCMですが、原始人がマンモスを追いかけるコミカルな映像を今でも憶えている方は多いでしょう。

それだけではありません。「牛乳普及協会“ガイコツ”」「PARCOグランバザール」「アリナミンV・シュワちゃん」「サントリーDAKARA」「燃焼系アミノ式」など、皆さんの記憶に残っているCMの多くは、中島氏の作品なのです。中島さんは、ロックと山登りと恋愛に明け暮れた青春時代を経て、武蔵野美術大学へ進学し、東北新社へ入りました。そして、天才的なCMを作り続けているのです。

中島さんは“嫌でも見ると忘れないCM”を作るのを得意としています。「日清カップヌードル“hungry?”」は、原始人がマンモスを追いかけているのでつい見てしまい、最後にカップヌードルのCMだったと分かります。「燃焼系アミノ式」は目を疑うような体技を披露する人に目が釘付けになり、映像を見ているうちに「燃焼系アミノ式」という商品名をしっかりと頭にインプットされてしまいます。中島さんのCMに共通しているのは、このように「視聴者の目をTV画面に向けさせるための演出」「商品名を必ず視聴者の頭の中にインプットする」の2つが両立していることです。時々、CMとしては素晴らしい内容なのに、商品名を記憶できないのをみかけます。これでは、CMとしての役目を果たし切れていません。「視聴者が見ようと思うこと」「商品名を記憶できること」はCMの日本の柱です。しかし、中島さんのCMはそんな問題とは無縁なのです。CMはアートではないという信念の下、中島さんは視聴者の目を向けさせるCMを作り続けています。コンテストの審査でも、中島さんは他人の目に訴えかける力という観点で、厳しく作品を見てくれることでしょう。

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