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May 04, 2005
審査員紹介3:山村浩二

outline_face_05[1].gif今回は審査委員の山村浩二氏を紹介します。



御存知のとおり、山村さんは『頭山』で米アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされた経験を持ちます。受賞は逃したものの、すでに世界各地で様々な賞を受賞しており、その評価は確立しています。

実は、いま愛知県で開催されている「愛・地球博」で『ヤマムラアニメーション博物館』がオープンしているのを御存知でしょうか? 長久手会場の「遊びと参加ゾーン」‐「わんパク宝島」‐「わんさか体験の宝島ゾーン」の2階に『ヤマムラアニメーション博物館』はあります。館内には山村氏直筆の絵がいっぱいです。スペインアルタミラ洞窟壁画の複製、これまで製作した作品の原画を展示する「パースペクティブ・オブ・ヤマムラ・アニメーション」と、アニメーションの原理が体感できる「ソーマトロープ」「キノーラ」「フェナキスティスコープ」など来館者が自分で操作して体験する二種類の展示が行われています。回転させると表と裏の絵が重なって一つの絵に見えるとか、ハンドルを回すことで絵が動いて見えるとか、スリット越しに12種類の絵を並べた円盤を鏡に写して動画を見るなど、過去に発明されたアニメーションの視覚器具を直に動かしてみられるのは、温故知新という意味でよいかも知れません。とかく、CGなどコンピュータの上でアニメを製作することが増えた現在、山村氏の素朴な味わいの絵とアナログ的なアニメを体験してほしいと思います。

ゴッホの絵を本で見たことがあっても、原画を直接見る機会は少ないものです。彼の絵を直に見ると筆の勢いに圧倒されます。原画には印刷物では分からない筆の勢いが見られるもの。ゴッホの絵には過剰とも思える精神エネルギーが感じられます。作者の筆の跡を辿るのは鑑賞する側にとっては至福の時です。山村氏のアニメ作品は当然映像として鑑賞することが多いので、原画に触れるチャンスはなかなかありません。特に、山村氏の作品は、クレイ、写真、色鉛筆、マーカー、インクなど、様々な画材を駆使するものなので、直に見ると余計に興味が湧くはずです。

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