次々と押し寄せる韓流ブームに「うんざり」というあなたにこそ観てほしいのが『誰にでも秘密がある』だ。第17回東京国際映画祭の数あるラインナップの中でも特に注目を集めていたこの映画より、主演の“ビョン様”ことイ・ビョンホンと「冬のソナタ」のヒロイン役で大ブレイクしたチェ・ジウが監督のチャン・ヒョンスと共に来日した。当日は会場に入りきれないほどの報道陣が駆けつけ、改めて韓流ブームと「冬ソナ」効果の熱さを見せつけられた。
::これが必殺キラースマイルだ!“ビョン様”ことイ・ビョンホン(左)
&「冬ソナ」のチェ・ジウ(右)
 | ::カメラ目線のイ・ビョンホン(左)、チェ・ジウ(中)、チャン・ヒョンス監督(右) |
まずは10月23日に新潟県で起きた中越地震についてイ・ビョンホンは「韓国でもニュースを見て知っていたが、とても遺憾に思っている。このような状況の中でロマンチック・コメディのプロモーションをすることになってしまったのが残念です。ですが俳優としては笑顔で応えたい気持ちもありますし、こんな時だからこそ明るい映画を観て元気になって欲しい」と心情を語った。また、3姉妹のうち恋愛経験ゼロの次女を演じたチェ・ジウも「被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。早く希望を取り戻して元気になって下さるよう祈っています」とコメントした。


::(左)この子犬のようなキラキラ目がくせものです。
(右)つくりものの人形のように整った顔立ちがまぶしいチェ・ジウ
今回は美貌・教養・財産と女性にとってはまさに全てを兼ね備えた完璧な男を演じたイ・ビョンホン。女心をくすぐる必殺の笑顔は“キラースマイル”と呼ばれ、その魅力にハマる女性が続出している。このところはシリアスな役が続いていたが、もともとは『ハッピー・トゥギャザー』などでコミカルな役も演じていた。久々のコメディに挑戦したビョン様の心境は…。「『ハッピー・トゥギャザー』ではキャラクターそのものが面白い役だったが、今回は状況や設定の面白さが勝っている。今までは役にリアリティを持たせようと努力してきたが、コメディでは逆にオーバーになりすぎないようにするさじ加減が難しかった」
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(左上)顎に手をかけたポーズもサマになるビョン様
(右上)水を飲むビョン様
(左)チェ・ジウと腕を組むビョン様 |
::よそ見をするビョン様
今や韓国を代表する2大スターの魅力を最大限に引き出したチャン・ヒョンス監督は「この映画での2人は、多くの日本人や韓国人が持っているイメージとは大きく違っていたかもしれません。しかし私の目にはそうは映っていなかった」という。その上で「イ・ビョンホンとは10年来の友人なので、彼自身より彼のことをわかっているような気がしていました。そしてそれは正解でした。チェ・ジウさんは、初めこそうまく演じてくれるか多少の不安がありましたが、それも杞憂でした。外見上は大人しくお利口なイメージですが、映画の中ではキュートな魅力が炸裂しています」と2人の俳優を絶賛した。
| ::チェ・ジウいわく「カリスマ性があって放任主義」のチャン・ヒョンス監督 |  |
これまで悲恋ものへの出演が多かったチェ・ジウは、いつもと違う役柄に挑戦することで女優としても新境地を開いたようだ。「シナリオは面白いと思ったのですが、自分にできるのかという心配はありました。最初はぎこちなさがありましたが監督が雰囲気を作ってくれ、イ・ビョンホンとも気心の知れた仲でしたので、結果的には監督の世界の中で自由に遊べました」
 ::美人はどんな表情をしていても美人なのです。指先まで気を抜いていません。
 ::ダークな色使いにアクセントのヒョウ柄バッグがよく映えていました。 |  ::この日のチェ・ジウはタイトなシルエットが女性らしいクラシカルなファッションで登場。マネキンのように完璧なスタイルはさすがです。 |
また、日本のドラマや映画についても2人は好意的な姿勢を見せている。「日本に限らずどこの国でもいい監督や脚本があればいつでも出演したい」とイ・ビョンホンがオープンな発言をすれば、チェ・ジウも「言葉の壁さえ克服できればぜひ出演してみたい」と意欲的に語った。
実はこの映画、原作は『About Adam』という演劇のシナリオで、イギリスではケイト・ハドソンとスチュアート・タウンゼントで映画化されている。そのスチュアートがシャーリーズ・セロンのパートナーになってしまった今、イ・ビョンホンは女性たちの熱いまなざしを一手に受けてますます魅力を増していくに違いない。「ヨン様なんて…」と意地をはっているそこのあなた、まんまと騙される快感にひたるのも女の幸せですよ。