 ::ナンポドンのチケット売り場。朝イチ以外は一日中ごった返していて、あつみしほモミクチャ。 |  ::チケット売り場の横に売り切れ情報の掲示板が。当日突然の舞台挨拶情報もここでチェック。 |
それにしても韓国の女優って、みんな同じ顔だなあ。町中のポスターやTVに登場するのはだいたいが黒髪のサラサラストレートロング、それを時にひっつめにし、顔は無個性的に整った美人である。保守的な国だから女優は"キレイなだけの添え物"になりがちなのだが、その中でアグレッシブな作品選びをする人も、少ないけど、いる。『オアシス』のムン・ソリとか、『子猫をよろしく』のペ・ドゥナとか、『スキャンダル』のイ・ミヨンとか。タブーとか恐れない彼女たちの作品は、とーぜん面白い。
| ::『2046』の舞台挨拶に来た二人。トニー・レオンはそこらのアンちゃんみたいだし、ウォン・カーウァイはデカくてビックリ。 |  |
そして今日のお楽しみなそんなアグレッシブな女優の一人、チョン・ドヨンの新作『The Mother, The Marmaid』。『スキャンダル』ではヨン様の相手役で清純で貞淑を人妻を演じたこの人、その前の『ハッピーエンド』では『武士』の将軍役チェ・ジンモと"ひゃーっ! お尻の穴がみえちゃうよ〜っ!!!"なベッド・シーンを演じた人。なのにイメージはあんまり汚れない無敵の好感度女優である。作品は韓国版『初恋の来た道』って感じで、案の定の可愛さ。相手役のパク・ヘイル(『殺人の追憶』で最後の容疑者を演じた男の子)も爽やかでいい感じ。舞台挨拶はそのパクちゃんがもの憂げに登場。こういう時「何か質問は…」と言われると、韓国人女子は必ず挑戦的な質問をする。「先日のオープニングでもあなたを見つけて、私はズーッと追いかけてたのに、あなたはなんで笑ってくれなかったの!」。ムチャ言うなあ。日本人俳優なら相手にしないか怒るかどっちかってシチュエーションだが、韓国スターは信じられないほど優しい。パクちゃんはおもむろに彼女に近づいて手を取って謝り、「照れ屋なので、うまく笑顔にならなくて」と、恥ずかしげに笑ったのである。いやー、すごい。見上げたファンサービスだ。
 ::釜山は『2046』に大大大熱狂。ナンポドンにはプロモーションのテントがあり… |  ::朝から長い行列に並ぶと、こーんなポスターやグッズがもらえる。もちろんタダ! |
さて今日のチェミッソヨ(面白かった)な1本は、ウルグアイの映画『ウィスキー』。靴下工場を経営するぜんぜん面白みのないオッサンが、ブラジルから数十年ぶりに故郷に戻った面白さ満点の弟に、新婚の妻を紹介。だがその妻、実はオッサンが経営する工場の庶務のオバさん。違和感満点の3人のやりとりがアキ・カウリスマキっぽい。中南米でもこんなのが好きな人いるんだなあ。「ウィスキー」は写真を撮るときの「チーズ」と同じように使う言葉。楽しみのないオッサンはその言葉なしでは笑顔が作れず……おや、中米にも上手に笑えない男が。
::食い物シリーズ。韓国の映画の友は、焼き立ての”バターさきいか”と”タラの干物”…し、シブい。