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October 09, 2004
日本では韓国ドラマが、韓国では日本映画がブーム?

映画祭も今日で中日(なかび)ってワケで、1日くらいヘウンデに行くことに。PIFF広場に面した大通りからヘウンデ行きのバスがあると聞き、行ってみると『21g』のラッピングバスが。無料シャトルだと運転手に聞きさっそく乗り込む。釜山映画祭には"New Current"という部門があるが、なぜかナンポドンでの上映予定がない。このジャンルは「日本映画が多いし別にいっか……」と思いつつチケット掲示板を見たら、この部門に限らず日本映画はのきなみ売り切れ。『誰も知らない』『69シックスティナイン』『血と骨』と次々で、係員が「日本映画は全部売切れ!」と拡声器で叫ぶと、どわどわっ! と韓国人が列を抜けていく。日本で韓国ドラマがブームで、韓国で日本映画がブームって、なんかへんなの〜。ないものねだりだね。

ヘウンデの会場のシネコン「メガボックス」は駅前のファッションビル"sfunz"にある。映画のチケットはないが物見遊山、私は劇場入り口の6Fへ。物販エリアのそこはネオンピカピカのわんさかわんさか、まるでゲーセンであるよ。だが階上の劇場エリアに入るためのゲートにいる係の若者の目はクールだ。チケット持たずにゲートを抜ける気なら、あたしを倒してから行きな! って感じである。これに対してナンポドンはユルくて優しい。実はこの日ナンポドンで、私は失敗をやらかし映画を見はぐりそうになったのだが、事情を説明したらボランティアの若い子が一所懸命走り回ってどうにかしてくれた。泣けたね。有名人の舞台挨拶が多く劇場がきれいなヘウンデ、町に美味しいものが多くてフレンドリーなナンポドン、それぞれに楽しみ方があるって感じなんだな。

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::メガボックスのチケット売り場と、劇場入り口。ネオンぴかぴかでゲーセンみたい。

::ヘウンデは「海雲台」と書くビーチリゾート。浜辺の”謎オブジェ”によっかかったら、警備員に叱られた。3-3.jpg

ヘウンデでもナンポドン同様、町中でいろんなイベントがPIFF公or未公認で実施中。ビーチには謎オブジェが転がり、若いアーティストたちが店を出す広場もある。劇場公開作のイベントも多く、"sfunz"の入り口では『アレキサンダー』のイベントが。韓国人女子が列をつくるその先には、アンジェリーナ・ジョリー演じるヒロイン、オリンピアスのポートレイト。「プロの技術でアナタもアッという間にアンジーに!」無料メイクアップのサービスである。無理だろ! と突っ込みたくなる衝動を抑え、私はナンポドンへ戻るシャトルに再び乗りこんだ。実はこのシャトルも『21g』のプロモーションで映画会社が勝手に運営中。これが日本なら両者が「何かあったら困るから勝手なことはするな/しないほうがいい」と言いそうだけど、んなことぜーんぜん関知しないのが韓国人らしくていい。釜山映画祭はこーやって、どんどん勝手に膨張していってるんだな。

::韓国のアレキサンダー。いまいちピリッとしね〜な〜。3-5.jpg

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::「プロのメイクで、あなたもアッという間にアンジーに!」現場。んなの無理だけど、楽しいやね。

もちろん今日も映画は見ましたっ。エミール・クストリッツァの新作『Life Is Miracle』。パンフには「会話は英語&字幕はハングル」って書いてあったくせに、映画館入ったらなんだよボスニア語じゃん。さっぱりワカラン…にもかかわらず、最高に面白くて笑えるという驚異的な映画。監督の持つ才能とパワーがこれまでの映画と格段に違う。映画は言葉じゃないんだなあ〜。

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