3月15日に始まったフランス映画祭2006。毎年6月に横浜で行われる本映画祭だが、今年は場所を東京と大阪に移し、会期を3月に早めての開催となった。
本年度のフランス代表団団長を努めるキャロル・ブーケ氏は『007/ユア・アイズ・オンリー』や『美しすぎて』で知られるフランスを代表する女優。開催に先がけて、ユニフランス会長のマルガレート・メネゴーズ氏とともに六本木ヒルズにて記者会見を行った。
開口一番、「桜のシーズンには少し早すぎました」と残念がるブーケ氏。「会長とふたりでまだ桜を見ることができなくて残念だと話しています。しかし私たちにとって東京での映画祭はとっても大きなお祭り。沢山の映画を持ってきたので、このフランス映画祭を日本の方々に広めてほしいと思います。」とこの映画祭にかける想いを熱く語った。
会期の変更理由を聞かれたメネゴーズ会長は、「日本の配給会社やフランス側の映画輸出業者の要望によるもの」とコメント。また今回の会場の変更については当初例年通り横浜市に打診したが、3月は市長選があり開催が不可能だったとつけ加えた。「横浜では6月を“フランス月”としているようなので、来年のフランス映画祭の時には何らかの形で横浜で催し物をしたいと考えています」。
また、作品の選定についてはこう言う。「選定の基準については、30本のうち11本はすでに配給がついていて、プロモーションのために配給会社から映画祭に出品をしたいと頼まれた作品。そして残りの19本は、フランスの映画輸出業者から推薦のあった作品です。フランスの宝である芸術“映画”というものの多様性が失われないよう、ジャンル全般をカバーできる作品を選定しました」。
最後に、日本のフランス映画ファンへメッセージを頼まれたキャロルは、「日本の方々はフランス映画に対して好奇心や熱いまなざしをかけて下さるので、昔から日本の観客の方たちには非常に近しいものを感じています。いま世界には様々な映画が氾濫しており、そういう時でこそ私たち自ら来日し、フランス映画をもっと観ていただきたいと思っています。日本の皆さんは理解するのが難しい内容の作品でも好んで観て下さるのでとても嬉しい。今回は様々なジャンルの作品を持ってきているので、フランス映画の色々な面を観て楽しんでいただきたいです。」とにこやかに語った。