いま愛される、強く美しい女性になる!CHACHA美人入門(全6回)

その六、和央ようかさんに“茶々”の女心を聞こう


数年前に大ヒットを記録したアメリカドラマ「SEX and the CITY」をはじめ、『ブリジット・ジョーンズの日記』『プラダを着た悪魔』など女性の生き方をリアルに描いた作品が注目を浴びている昨今。『茶々 天涯の貴妃』もまた女性の関心度の高い作品です。波瀾万丈な人生を送った歴史的人物、茶々の物語が綴られ、そこには優しさ、可愛らしさ、美しさだけではない女性の強さと弱さの両面が映し出されています。織田信長の姪として生を受け、豊臣秀吉の側室となり、徳川家康と決戦を繰り広げた茶々とは一体どんな女だったのか──「CHACHA美人入門」最終回では、主演を務めた和央ようかさんに茶々という女性の魅力、そして彼女から学ぶ“女性の生き方”について聞いてみました。

ただ、茶々としてそこにいようと思った

CHACHA美人入門 その六元宝塚歌劇団宙組の男役トップスターである和央さんにとって、本作は映画デビュー作にして主演、しかも時代劇のヒロイン。新しいフィールドでの挑戦、そこにはどんなプレッシャーがあったのでしょうか。
「私にとって映画は未知の世界でした。演じること自体は宝塚時代もいまも変わりはないのですが、1か月ほどの稽古を経て本番を迎える舞台とは違い、映画はその日に会った人とその日に演技をして本番を迎える…そこは全然違いますね。もちろん、映画は大勢でひとつの作品を作り上げるもの。その主演を務めるということは責任も大きい。そんな場所に映画未経験の私が立っていいのだろうか…というプレッシャー、不安もありました」。そして「ただ、茶々としてそこにいようと思った」と和央さん。

茶々は現代的な女性

茶々という女性像はこれまでも多くの時代劇に登場していますが、本作の茶々はいままでとは視点が少し違う。権力を手にしたわがままな女性ではなく、数奇な運命の中で妹たちを守り、秀吉への愛と自らの誇りを貫いた、とても凛とした女性として描かれています。そんな茶々に和央さんも大きな共感を得たそうです。
「一言で彼女の魅力を説明するなら、とてもかっこいい女性ですよね。潔くて、凛として、誇り高くて…けれどその裏側には弱い部分もある。人間的な女性でもあるんです」。単に強いだけのスーパーウーマンではない、強さと弱さの両方を持っているからこそ、時代を経ても共感できるのでしょう。続けて、演じることで感じた茶々の魅力についてこう掘り下げてくれました。
「不思議だったのは、台本を読んでいる時、時代劇であるのにいつのまにか時代劇だということを忘れてしまったこと。映画の舞台は戦国時代ですから完璧な男性社会。その男性社会に翻弄されながら生きていくのがその時代の女性の生き方だったと思うんです。もちろん茶々もそのひとりではあるんですけど、彼女は自分の運命を切り開いていったんですよね。特に面白いと思ったのは、茶々は秀吉と互角に喧嘩をするんです(笑)。あの時代にあんなに本気で夫婦喧嘩ができたなんてすごいな、と。自分が思ったことを少しもひるまずに相手にぶつける姿は、現代の女性に近い気がします。でも、本気で喧嘩ができる関係だったということは、きっと幸せや楽しさも大きかったと思うんです。そういう意味でも茶々は現代的な女性と言えるのかもしれないですね」。

女性的な動きは“私らしくない”

CHACHA美人入門 その六豊臣と徳川の最終決戦である大坂夏の陣を雄大なスケールで描く、戦国の終焉の物語の中には“女たちの戦国時代”も描かれる。茶々のために用意された衣裳はなんと20着! もちろん宝塚時代に男役として活躍していた和央さんにとっては着物を身にまとっての演技、時代劇ならではの所作など挑戦も多かったはず。
「豪華すぎるほどの着物を着て演技ができるというのは、女性として嬉しいことでした。でも、やはり所作は難しかった。内股で歩くのが不得手なので(苦笑)。待ち時間であっても常に脚を揃えて座るように心がけたりもしましたが、そんな女性的な動きにばかり気にしてしまって、ある瞬間に“私らしくないな”と思ったんです。茶々はもっと奔放な女性だったはずだと。それからは内股どうこうを気にするのはやめました」。“私らしくない…”ということは、茶々と和央さんは似ている?
「多分、似ているんだと思います。というのは演じていても何故、彼女はこういう行動をするのだろうと疑問に思ったことはなく、むしろ共感できることばかりでしたから。でも、似ているというより茶々に自分を似せたいという想いの方が強かったのかもしれませんね」。

「この映画は現代の女性へのエールになると思う」と和央さんが語るように、激動の時代を生きながらも愛と意志を貫いた茶々という女性像に学ぶものは多い。『茶々 天涯の貴妃』は、現代女性の新たなバイブルと言える映画なのかもしれません。

(text:Rie Shintani/photo:Yoshio Kumagai)

【 レッスンその六のキーワード:夫婦喧嘩 】

れっすんの感想

感想一覧

和央さんが感じた茶々らしさが、映画でどのように表現されているか、とても楽しみです。
映画の公開が楽しみです!

和央ようかさん、とってもステキですね!!
映画でどんな茶々を演じられるのか、今から本当に楽しみです!!

戦国時代に自分の意思を貫いた女性を、元宝塚の男役トップスターが演じる、、、それだけで楽しみですね。
現代女性の芯を刺激する映画なのでは?と期待しています!

歴史物や時代劇にあまり興味が無かったのですが、和央さんが茶々を演じられるという事で、実際に存在する歴史上人物でもあり、今では茶々のブログを拝見し興味深くロードショーが待ち遠しい毎日です。

今まで、茶々という人物像は、「わがまま」というイメージがとても強かったです。というより、あまり茶々をメインにしたストーリーを見た事がなかったと思います。
確かに、強いだけでは共感できないし、弱さがあるから向上心も生まれる。時代が変わっても、人間としての魅力は色あせないのだと思います。
早く観てみたいです♪

茶々という女性も、和央さんも、凛としたかっこいい女性、憧れます。
こんな素敵な女性を、素敵な女性が演じる
『茶々 天涯の貴妃』、公開が待ち遠しいです。

毎回レッスン楽しみに見ていました。初めは、自分には、あまり馴染みのない話が多かったので、とても勉強になりました。また、最終回では、何度も読み直すくらい素敵な内容でした。
映画公開が待ちどおしいです。

戦国時代の女性たちのお話が好きで小説などもよく読みます。
この時代の女性たちは歴史の流れに翻弄されながらも
強くたくましく生きている女性が多く
とても強いエネルギーを感じます。
歴史というのは勝った者の視点からみたものが残されていき
負けた側からの歴史は消されていくというのが常ですが
今回、茶々が主役の映画ということでとても楽しみです。
茶々の強さと弱さ、激動の時代を生きた一人の女性の物語を早く観たいです!

日本史、特に戦国時代に登場する女性が好きで、以前から茶々には興味を持っていました。
大学で日本史を学んでおりましたので、徳川の視点からではない茶々像も知っているつもりです。
今回、その茶々視点で映画が作られたということで、楽しみにしています。
和央ようかさんはこの映画を通して初めて知ったのですが、きりりとしてとてもカッコイイ方だなあという印象を持ちました。あの時代、天下統一を目指して男たちが戦いを繰り広げる中、女たちもまた女たちのフィールドで戦っていたと思うので、この和央ようかさんのお話はなるほどと思いました。
日本史上、現代に匹敵するくらい意外にも女性たちの力が強かったと個人的には思っています。強い女性像というのは、現代にぴったりでどんな茶々になっているのか、映画公開が待ち遠しいです。

和央ようかさん、はじめて知りましたが素敵な方ですね。
映画での20着もの着物姿、早く見たいです。
また、夫婦ゲンカシーンにも興味津々です!

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日時:
第1回 12月17日(月)
18:30開場/19:00開映
第2回 12月18日(火)
18:30開場/19:00開映
場所:
東映試写室(東京・銀座)
〆切り:
12月10日(月)

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[映画作品情報]『茶々 天涯の貴妃』
『茶々 天涯の貴妃』の場面写真
監督
橋本一
俳優
和央ようか寺島しのぶ富田靖子高島礼子余貴美子原田美枝子中村獅童渡部篤郎松方弘樹

2007年12月22日より全国東映系にて公開
2007,日本,東映
© 2007「茶々−天涯の貴妃−」製作委員会

主演:和央ようか
2月15日生、大阪府出身。1988年宝塚歌劇団初舞台。初舞台から都会的なセンスと長身の魅力で期待の新人として注目を集め、2000年に宙組男役のトップスターに就任。6年に渡りトップスターとして不動の地位を固める。2006年7月2日をもって宝塚歌劇団を退団。退団当日には宝塚史上最高の約1万人のファンが駆けつけ別れを惜しんだ。退団後もファンから支持されつづけ、コンサートなど精力的に活動中。本作は映画初出演にして、初主演。