正直に言おう。
『ダ・ヴィンチ・コード』が不評だったのではなく、先日のイシコの締めのブログが不評だったのである。
「本題が描かれてないでしょ?それを確かめるためにイシコさんはカンヌ映画祭に行ったんでしょ?」
責められたのである。
確かにその通りである。
よって居残り授業のように、もう一つブログを書くことになってしまったのだ。
一応、反省して、ちょっと薄暗い放課後チックな部屋で書いてみることにした。
“映画、それは笑顔を生み出すために作られたのかもしれない”
このテーマは、今回だけで結論を出すにはもったいない気がする。
もう少し時間をかけて取材したいと声を大にして言いたい。
確かに映画が様々な笑顔を生み出すということは、間違いない。
ただ、その部分を深く掘り下げていくことが、できなかった。
僕が初めての映画祭体験ということと、様々な映画のプロ(映画を作る人、映画を商品として売る人、映画を商品として買う人、映画を批評する人)に会っているうちにイシコが舞い上がってしまい、それが映画祭による笑顔なのか、映画による笑顔なのか、それともカンヌの街による笑顔なのか、その本質をいつしか忘れてしまったことが理由である。
そして取材しきれなかった大きな理由がもう一つある。
本来、映画を観終わり、映画館を出るときに、映画ってホントにいいなぁ。今日も楽しい時間をありがとう的な微笑みに近い笑顔を「笑顔」と僕の中で勝手に定義つけていた。
そのイメージだけが先行していたのである。
しかし、
「えっ?あの映画、面白いと思ったの?ふっ?」
あっ!今、鼻で笑ったろ!って突っ込みたくなる笑顔にも出会った。
知り合いに勧められて、無理矢理観させられ、しかもそれがイマイチだったとき、映画館から出て来て苦笑いする笑顔にも出会った。
日本人のバイヤー同士で、お互い何を購入するのかを探り合いながら含み笑いをする笑顔にも出会った。
もちろん、国によって笑いのツボは違うが、コメディで大爆笑という大笑いする笑顔にも出会ったし、飲んでいる時に楽しかった映画の話をしていて思い出し笑いをする笑顔にも出会うなど、求めていた笑顔にも出会った。
笑顔の数というよりは、笑顔の種類が、本当にいろいろあるのだということを僕は今回の旅で知った。
それだけでも充分、映画は、笑顔を生み出していると言えるのだが…。
もちろん、ここで結論を出してしまうのもいいのかもしれないが、たくさんの笑顔の種類を知った上で、本質の部分の笑顔が生まれる映画を、もう少し時間をかけて探っていきたいと改めて感じたのである。
よく見ると“cinemacafe.netワールド・ツアーが始まった”と書かれているということは、まだまだ続くってことだろう。
「イシコが行くって誰が言った?」
と浜田編集長の怒鳴り声が聞こえてきそうである。
http://blog.cinemacafe.net/cgi-bin/mt/mt-trackback-cc.cgi/4135
