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Cannes Smile Project 笑顔でつなぐ、カンヌ映画祭
コーヒータイム
コーヒータイム

「コーヒー」を頼むと「エスプレッソ」が出てくる。
もし、あなたが、いつも飲んでいるアメリカンコーヒーを飲みたければ、「カフェアメリカーノ」と頼まなくてはいけない。
もし、ミルクが欲しければ、「カフェラテ」を頼んだ方がいい。

僕は、基本的にコーヒーには砂糖を入れないが、エスプレッソを飲む場合は、砂糖を入れる。
しかもたっぷり。
飲んだ後に、底に砂糖がジャリジャリ残る程。
この飲み方はローマで覚えた。
街角のバールで、アルマーニ(僕にはそう見えた)のスーツを着たイタリア人が、エスプレッソを頼み、出てきたカップに砂糖をスプーンで3杯入れ、二度程度、かき混ぜて、喉に一気に流し込んだ。
そして、カップの脇にコインを置いて、
「グラッチェ!」
と言って出て行った。
店に入ってから、ここまでの過程で3分も経っていないと思う。
「カッコイイ!」
僕は、つぶやいていた。
以来、僕もエスプレッソがただ単に苦いコーヒー豆の抽出液と思わなくなったのである。

そして、今回、カンヌ国際映画祭でも、試写の合間や食後に、よくエスプレッソを飲む。
ローマで覚えたように、一気に飲んで、コーヒーカップの下にかっこよくコインを置いて
「メルシ〜!」
と出て、颯爽と店を出たいといつも思う。
しかし、今の僕にはそれができない。
何故なら財布がないのだから。
「いつも、メルシ〜」と浜田編集長に言うのであった。

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