[cinemacafe.net BACKNUMBER] バックナンバー

Cannes Smile Project 笑顔でつなぐ、カンヌ映画祭
何を観るべきかではなく、何を観たいか
何を観るべきかではなく、何を観たいか

毎朝、発行されるフリーペーパーによると現在、ペドロ・アルモドバル監督の「VOLVER」がパルムドール最有力候補のようである。
しかし、ペドロ・アルモドバル監督の作品を字幕なしで観る勇気が、今の僕にはない。
それにしてもコンペにかかっている映画も含めて、いったいこの映画祭で何本の映画が上映されているのだろうか。
早朝8時頃から深夜2時頃まで、上映している映画の本数が多すぎて把握できない。
せっかく映画祭に来ているのだから、出来る限り観たいとは思うのだが、僕が心地よく観られるのは1日に3本くらいが限度のような気がする。
今回は、映画鑑賞だけでなく、買い付けの取材をしたり、観光気分を満喫したり、海辺を散歩したり、飲んだくれたり、パーティーに参加したりもしているので、1日に3本も観ていない日も多い。
それでもカンヌ映画祭に来てから、かれこれ10本以上は観ている。

「これ、買うかもしれないから観に行こうよ」
と誘われて観に行く映画もあれば、作品の評判がいいと聞いて観に行くこともある。
明日、タキシードを着ようと思い、獲ってもらったプレミアチケットが、たまたまその作品だったということもある。
もちろん自分で選んで行く映画もある。
というより自分で選んで行くようになった。
というより自分で選べるようになったと言った方が正しいのかもしれない。

最初の頃は、多すぎて何を選んでいいのかわからず、みんなについて行くことが多かった。
しかし、何日か過ごしているうちにカンヌの中での上映場所の土地勘ができ始め、朝のフリーペーパーを読んでいるうちに(眺めているといった方がいいのかもしれないが…)、
「おっ!この映画観てみよう!」
と能動的になってきたのである。
そこには僕なりのルールが出来上がってきている気がする。
日本で観られそうな作品は、僕のように英語がほとんど分からなければ、日本に来たときに字幕で観ればいい。
もちろん、みんなの評判がいいから観てみようという軽い気持ちならいいが、観なくてはと強迫観念になってしまっては、せっかくの楽しい映画祭が台無しになってしまう。
僕はバイヤーではないのだから。
何より世界から、いろいろな映画が来ているのだから、出来る限り、様々な国の映画を味わって帰りたいと思うイシコである。
こうしてイシコ流の映画祭で観る作品の選び方が徐々にできつつあるのであった。

TRACKBACK
この記事へのトラバはこちらへ!
http://blog.cinemacafe.net/cgi-bin/mt/mt-trackback-cc.cgi/4050


COMMENT
SEND YOUR MESSAGE!
(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)