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Cannes Smile Project 笑顔でつなぐ、カンヌ映画祭
毎日発行のフリーペーパー!
毎日発行のフリーペーパー!

もちろん最初に配られたカンヌセットの中に全体のスケジュールと場所が書かれた冊子が入っており、それぞれのバイヤー達は、だいたい観に行く作品の目星をつけてある。
しかし、始まって何日かするとクチコミで評判が伝わってくる。
「あれ、つまんなかったよ」
「あの作品は観た方がいいよ」
「混んでいるから、早めに行った方がいいよ」
などと噂を聞いているうちに当然、観に行こうと思っていたものは行かないで、スケジュールにも変更が出てくる。
そういうためなのかどうなのかはわからないがカンヌ映画祭では、毎朝、何冊かのフリーペーパーが出る。
その作品のスチール写真が掲載されていたり、広告が入っていたり、様々な映画の批評が載っていたりと、映画情報だけが掲載されている「ぴあ」を観ている感覚に近い。
もちろん英語なのだが…。
「おっ!このビジュアルいいなぁ。面白そうだなぁ」
「げ!恐そう…」
「このデザインいいなぁ」
内容が分からなくても想像しながら楽しめる映画というのは、やはり楽しいカルチャーなのだと改めて感じさせてくれる。
それ故に改めて広告のビジュアル、もしくはデザインも重要な気がする。

ほとんど海沿いに近いカフェで、朝食を取りながら、
「今日は何を観ようか?」
と考えながら、メモする時間がこれまた楽しい。
日を経るごとに、自分の選択基準が出てくることを発見するのもまた楽しい。
などと悠長なことを言っているのは、もちろん僕だけである。
一緒に朝食を取るバイヤー達にとっての試写は買い付けのための重要な参考にもなり、しかも、かなり高い買い物になるので僕とはまた違った観点で作品を選ぶことになる。
しかし、それさえも、このカンヌという気候のせいなのか、それとも映画祭というイベントの性質なのかはわからないが、どこか楽しい空気感が流れているなぁと感じてしまうのは僕だけだろうか。

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