フランスに来て感じたことの1つにワインの身近さがある。スーパーに行けば日本のワイン専門店のような品揃えで、ワイン選びは日常の楽しい悩みの種。お昼をカフェで食べる時は、もちろんワインとともに。当然そのあとは普通に仕事をするわけだが。フランス人にとって、ワインは生活の一部であり、日本人にとってのお茶のようなものなのだろうか。女性が男性にワインを注ぐ光景こそ見かけないが、ワインを飲む時にルールやマナーはいらない。高級レストランに行かなければワイングラスだっていたってシンプル。こちらに来る前に想像していた以上に気軽にワインを楽しめる。
夜の9時過ぎまで明るい最近は、仕事帰りに映画を観てから、カフェのテラスでワインを飲みながら、映画談義に花を咲かせる人々も多い。最近の話題はなんと言っても、『スター・ウォーズ エピソードIII シスの復讐』。テレビでもエピソード・・を放映し、盛り上がりは最高潮。先日の公開初日には映画館の前にコスプレしたファンが行列を作っていたらしい。ちなみに「ダースベーダー」が「ダークヴァドール」だったり、登場人物の呼び方がフランス語版だと変わってしまうのが何となくおかしい。
フランス人にとってそんな映画も身近な楽しみの1つ。パリの街中にある映画館では、最新映画からかなりマニア向けの映画まで常に幅広い作品が上映されている。映画選びもまた日常の楽しい悩みの種。
話し好きのフランス人たちはワインにも映画にも皆、一家言を持っている。選ぶ前にも味わった後にも自分の意見を述べ合う。楽しむことが前提の議論なので、たまに理屈が通ってなかったりもするのだが、とにかく話は止まらない。
ワインが入るとさらに脱線しがちだが。
映画を観てワインを飲んで話をする。とってもシンプルだけれども、そんなフランス流の人生の楽しみ方って味わってしまうとやめられない。
