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July 26, 2004
モンゴルの映画館とハンバーガー

僕は海外に行くと、その国の映画館に行くのが楽しみの1つである。その国で生産されている映画はもちろんのこと、映画館そのものや他の国の映画がどのように上映されているかに興味があるのだ。映画館への興味は日本でも変わらない。しかし、このところ、どの地方に行ってもシネコンブームで特徴のある映画館が、どんどん少なくなっている。シネコンだけになってしまう前に旅をしながら地方の映画館をできるだけ味わいたいものである。

というわけで今回はモンゴルはウランバートルの映画館に行ってきた。こちらも完全なシネコンで『スパイダーマン2』『ボーン・アイデンティティー』、韓国映画の『グッド・ロイヤーズ・ワイフ』が上映中であった。『スパイダーマン2』にしようと思って、時刻を見ると始まったばかり。『ボーン・アイデンティティー』は既に2回も見ているので、韓国映画を見ることにして、2500ツゥグリック(約250円)を払う。上映時間まで時間がある。そういえば、前々日に熱中症にかかり(詳しくはホワイトマンHPのイシコ日記7月17日にて)、下痢気味で朝から何も食べていないのでお腹が空いていた。映画館のブックオフィスの隣にスイートコーナーがある。ポップコーン、ホットドッグ、コーラで4000ツゥグリック(約400円)。「なんてことだ〜! 映画より高いお金を払って小腹を満たすなんて許せない!」と外人ぽっく両手を広げて、下の階にあるファーストフードへ行ってみる。ここは、ハンバーガー、スパゲッティー、コーラのセットで4000ツゥグリック(約400円)である。「うむうむ。このセットで400円とは許せる。許せる」とつぶやく。ちなみに市内のモンゴル料理店で2000ツゥグリック(約200円)でお腹いっぱい食べられることを考えるとやはり高い。実際、途中で入ってきたモンゴル人のカッルは高いのでメニューを見て帰っていった。

映画『ハッピーフライト』に出てきそうなユニフォームを着た店員にメニューを指して「これ、ください」と丁寧な日本語で頼んだ。すぐにコカコーラとストローのセットが席に運ばれた。しばらくするとパスタとハンバーガーが出てきた。「わーい、わーい、カロリー大王だ〜」、「わーい、わーい、ゆでゆでパスタだ〜い」と子供メニューに大興奮のイシコである。そのままの勢いで「わーい、わーい、久しぶりのハンバーガーだ〜い」とハンバーガーを一口食べた。「まずっ!」と思わず口から出してしまった。イシコは決してグルメではない。どちらかというと味音痴に近いぐらいである。だが、ハンバーグが真っ黒になるまで焼かれ、「お母さん、今日、ハンバーグこがしちゃったけど、捨てるのもったいないから、お父さんのお弁当箱に入れちゃった」って感じのハンバーグなのである。店内は僕1人であるため、ウエイトレス達は、日本人の僕を凝視している。ここは微笑まなくてはと思うのだが、「まずっ!」と言ってから笑顔を作るのは難しいのである。八名信夫が「まずい!」と言いながら飲んだ青汁のCMでも、彼はやはり、マズイ顔をしていたことを考えると言葉と表情は切り離せないのである。ジャッキー・チェンの泣き笑いのような顔で答えるのが精一杯で、結局、全部、食べられず、ハンバーガーを残したまま映画館に向かうイシコであった。

mongolia.jpg映画情報を仕入れようと新聞でも買おうかなぁと思った。新聞の立ち読みも珍しいが、裸で立ち読みも珍しい。立ち読みの新聞の盗み読みをするおじいさんも珍しい。

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映画的ライスタイル by イシコ at 03:05 PM
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